コンチネンタルの第7世代のタイヤ「UltraContact UC7」は、静粛性やウェットグリップ、ブレーキング性能などの安全性を向上

■快適性、ロングドライブ性能もアップ

コンチネンタルタイヤ・ジャパンから第7世代のタイヤ「UltraContact UC7」が、2023年1月から発売されます。同タイヤは、安全性を最優先に、優れた静粛性とロングライフに重点を置いて開発されたセーフティ・コンフォートタイヤという位置づけになっています。

コンチネンタルタイヤ
コンチネンタルの「UltraContact UC7」が発売

発売サイズは、16~18インチの24サイズで今後も拡大される予定です。価格は、オープンプライス。

コンチネンタルは、市場ごとに要求される性能が違うことに着目して開発された第7世代のエリア戦略製品の第1弾である「UltraContact UC7」を日本に導入します。

運転の傾向や交通、道路環境など、ターゲットになる市場ニーズに応え、今後予測される市場からの要求を満たすアップグレードのために、約25人のエンジニアと材料の専門家からなるグローバルチームが、開発に9,500時間以上費やし、多様な条件下で実施されたテスト回数は850回以上にものぼり、その走行距離は地球12周にも相当するそうです。

「UltraContact UC7」は、コンフォートセグメント向けに開発された「Confidence+(コンフィデンス・プラス)」テクノロジーの採用により、ウェットやハンドリング性能が大幅に引き上げられているそうです。安全性を最優先し、優れた静粛性と快適性、ロングドライブ性能に重点を置いて開発されています。

技術面のトピックスをチェック。独自のシリカとレジンが配合された「ダイヤモンド・コンパウンド」は、運動エネルギーを最適なレベルで熱に変換し、濡れた路面での制動距離の短縮に寄与するそう。また、最適化されたポリマーネットワークがノイズの発生を抑制するとともに、優れた耐摩耗性も確保するとしています。高いグリップ力と長期の使用に耐えるロングライフ性能が特徴となっています。

コンチネンタルタイヤ UltraContact UC7
「UltraContact UC7」の装着イメージ

「ノイズ・ブレーカー 3.0」の採用もトピックス。縦溝内を通る音波を遮断し、分解・分散させることで、ノイズが蓄積して車内に伝わるのを抑制。

さらに、新採用の「X-フロー・アクセラレーター」構造が高いウェットグリップに寄与します。狭められた縦方向の溝部分にベンチュリ効果(流体の流れの断面積を狭めると、圧力が低い部分が作り出され、流速が増加される現象)が発生することで、水の流れが加速して排水効果が高まり、優れたウェットグリップ力を発揮します。

コンチネンタルタイヤ
コンチネンタルの「UltraContact UC7」サイズ表

さらに、前モデルから進化した「アドバンスド・アクア・チャネル」により、タイヤと路面の間の水幕が効率よく、素早く縦溝に排出されます。

これにより、ハイドロプレーニングの発生を抑制し、滑りやすい路面で優れたグリップ力を発揮することで、ウエット、ブレーキング性能の向上に大きく貢献しています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる