■1948年から製造された「356」をオマージュしたコンセプトカー
ポルシェは1月26日、「ビジョン357」コンセプトを初公開しましたが、はやくも市販化の噂がでています。
357は、ポルシェの名を冠した初のスポーツカーとして1948年から製造された「356」をオマージュしたコンセプトカーです。
当時の356には、フォルクスワーゲン製の空冷1.1リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンが搭載され、最高出力は35psを発揮しました。
一方、オマージュモデル「357」は、ポルシェのスポーツカー誕生75周年に合わせ、「718ケイマンGT4 RS」をベースとしたレーサーです。パワートレインは、最高出力500psを発揮する4.0リットル水平対向6気筒ガソリンエンジンへと進化しています。
早くも市販化が噂されており、デジタルアーティストのTheottle氏が市販型の予想CGを制作しました。フロントエンドには「911」に似た楕円形のヘッドライトと、最新のクワッドLEDグラフィックを採用しました。
側面ではデジタルミラーの代わりに従来のミラーを装着、市販用に設計した下部のエアロコンポーネントが確認できます。これは911 GT3 RSほど過激ではないものの、GTモデル同様のフィンと統合されているほか、サイドシルの吸気口を維持し、ミッドマウントエンジンを冷却します。
足回りでは、「ケイマンGT4 RS」から5本のダブルスポークと、黄色のブレーキキャリパーを備えたブラックの20インチアロホイールが装着されています。
リアエンドでは、円形デュアルエキゾーストパイプをインストールし、「マカン」風の全幅LEDライトバーを配置しています。
357が市販化される場合、限定生産となる可能性が高く、2億円以上が予想されますが、コレクターにとって垂涎のモデルとなりそうです。