テールライトが激変する? 新型MINIハッチバックはEVと最後のICEモデルの2本立てに

■水平方向のブレーキライトバーと、方向指示器として機能するセンターセクション

MINIは1月に入り、新型EV2車種を2023年内にワールドプレミアすることを発表。そのうち1車種である、MINIハッチバック次期型EVプロトタイプを公開しましたが、そのICEモデル(燃焼エンジンモデル)をスクープしました。

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MINI 次期型 プロトタイプ スパイショット

スウェーデン北部で捉えたプロトタイプはカモフラージュが多いものの、ヘッドライトとテールライトはプロダクション仕様が装備されています。

当初、次世代の燃焼式ミニハッチは、リアエンドのデザインに関してEVとは異なるデザインが予想されていましたが、最新情報により、ICEとEVの両方で共有することがわかりました。

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MINI 次期型 プロトタイプ スパイショット

テールライトをよく見るとカモフラージュはされているものの、現行モデルの特徴にもなっているユニオンジャックデザインではなく、水平方向のブレーキライトバーと方向指示器として機能するセンターセクションを備える三角形の形状が見てとれ、デザインが激変することを示唆しています。

MINI次期型では、EVとICEバージョンはまったく別のモデルとなります。

EVはゼロから新設計されますが、ICEモデルは2014年に発売された現在の「UKL1」プラットフォームを改良、アップグレードしたバージョンとなります。ボディサイズはわずかに長く、ワイド化され、より広いトレッドと延長されたホイールベース、より大径ホイールで完成されます。

キャビン内では、オリジナルの1959年MINIの中央に取り付けられたスピードメーターからインスピレーションを得た、円形タッチスクリーンや、デジタルインフォテイメントシステムが搭載されます。

ICE搭載の新型MINIは、すべて48Vマイルドハイブリッドパワートレインなど電化されます。ワールドプレミアは2023年内ですが、2030年には燃焼エンジンを完全に廃止し、ピュアエレクトリックブランドとなるため、これが最後のガソリン車となります。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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