■究極の自然吸気エンジンに乗りたい! 911カレラGT3 RSは色気もあり走って楽しいクルマ
カスタムカーの祭典、東京オートサロン2023も無事に閉幕しました。会場内には国産・輸入車問わず、様々なカスタムカーが展示されて、多くのクルマ好きが駆けつけました。
今回紹介する剛田さんもこれまで、数々のカスタマイズした愛車を経て、純正カスタムモデルといえるポルシェ911GT3 RS(991型)に辿りついたのです。
現在、剛田さんが所有しているクルマは、今回乗ってきてくれたポルシェ911GT3 RS(991型)に加えて、メルセデス・ベンツG350ブルーテック、W140型S500L、E46型BMW M3カブリオレ。そして先日ダイハツアトレーを増車したばかりという、雑食系といえるラインアップ。
しかし、このラインアップにも剛田さんのクルマ選びで重視しているポイントがあるといいます。一つは色気があって走って楽しいクルマ。そしてTPOに合わせてクルマを選ぶとのこと。
納車されたばかりのアトレーは仕事用。W140型S500Lは今しか乗れない大排気量を味わうため。E46型BMW M3カブリオレはショーで優勝したことがあるほどカリカリにカスタマイズされたクルマ。
そしてポルシェ911GT3 RS(991型)は街乗りだけでなく、サーキット走行も楽しんでいるそうで、さらに所有している各車はそのキャラクターにあった目的で選んでいるそうです。
●ボルボから始まったクルマ歴
そんな剛田さんのカーライフは、父親から譲り受けたボルボから始まっています。当時は日産好きで、まずはルネッサを格安で手に入れ、そして流行していたVIPカーブームに乗ってY32型シーマ、16系アリスト、そして50型シーマへと乗り換えていきました。
その中でも50型シーマでは、メチャクチャカスタムを行い、その総費用は高いメルセデス・AMG並に…。とことん自分好みにあったカスタムを追求していた剛田さん流と言えるでしょう。
最初は、ブームに乗っていた剛田さんでしたが、気がつくと流行を作る側になり、最終的には某メディア代表として、大阪オートメッセに出展されたとのこと。
流行のカスタムに乗る側でしたが、いつの間にか流行を作る側になっていた剛田さん。現在、最も気に入っているのがポルシェ911GT3 RS(991型)です。
2019年式、走行距離8000kmという中古車を購入したのが2022年1月なので、ちょうど1年前に手に入れたばかり。価格は新車の新車価格と変わらなかったとのこと。
なぜ、ポルシェ911GT3 RS(991型)を手に入れたのかというと、自然吸気エンジンが好きなので、9000回転以上回る究極の自然吸気エンジンに乗りたかったことをあげています。
そして、これまでは自分の手で自分好みに仕上げていくのが楽しかったけれども、メーカーが完成させた究極のカスタマイズカーを味わってみたかったと話します。
購入したポルシェ911GT3 RS(991型)は自分の期待を超えるクルマで、街乗りだけでなくサーキットの走行会にも行くようになったそうです。
もちろん、全パフォーマンスを発揮させることは難しいですけれど、ポルシェ911GT3 RS(991型)のその片鱗を味わうためには、サーキットに行かないとダメだと思ったのです。1回行ったら、もう虜になってしまって、休みがあるとサーキットに通うようになってしまったそうです。
ポルシェ911GT3 RS(991型)を手に入れてから、やはりカスタマイズの欲求が抑えられず、アクラボピッチマフラーに交換したそうです。購入後トラブルはないそうですが、サーキット走行をすることもあり、40万円というタイヤ代がツライそうです。
究極のカスタマイズカーを手に入れて、サーキットでそのポテンシャルを楽しむ。しかもTPOに合わせてクルマをチョイスできるなんて、夢のようなカーライフですね。くれぐれもスピードには気をつけてください!
(文・写真:萩原 文博)