トヨタの新社長に就く「佐藤恒治」氏は、レクサスとGAZOO開発の顔

■豊田章男社長は、新会長に就任

2023年1月26日(木)、トヨタ自動車は、新会長に豊田章男氏、新社長に佐藤恒治氏が就任する人事を発表しました。代表取締役会長だった内山田竹志氏は、代表取締役になります。

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新社長に就く佐藤恒治氏

なお、取締役については、第119回定時株主総会の承認を経て正式決定されます。代表取締役の選定、役付取締役の選定については、第119回定時株主総会後の取締役会にて正式決定され、退任予定取締役については、第119回定時株主総会日付で退任になります。

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新会長に就く豊田章男氏

新社長の佐藤恒治氏は、1969年10月19日生まれで、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。1992年4月にトヨタ自動車に入社後、2016年1月にレクサスのZLチーフエンジニアになって以降、レクサスとGAZOO Racing CompanyのPresidentになり、2021年1月には、トヨタの執行役員とChief Branding Officerとして、GAZOOを牽引し、レクサスの顔として電動化にも取り組み、レースを通じ水素エンジンの実用的開発にもチャレンジしています。

次期社長については、いろいろな憶測を呼んでいましたが、レクサスの走りや電動化、GRも含めたGAZOOの走り味もGRファクトリーのプレジデントを務めてきた佐藤恒治氏が就くことで、豊田章男氏が掲げてきた「もっといいクルマづくり」が進められることになりそうです。

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電動化発表時の豊田章男氏と佐藤恒治氏

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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