APOLLO 
■ポルシェ「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」からハイブリッドシステム移植で驚異の820ps
ランボルギーニは現在、クロスオーバーSUV「ウルス」に設定される初の電動モデル「ウルスPHEV」を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
厳冬のスカンジナビアでキャッチしたプロトタイプのフロントエンドには、「S」と異なる新設計されたヘッドライト、刷新されたエアインテークを備えるバンパーを装備しています。
後部ではLEDテールライトのグラフィックが新設計されるほか、足回りでは新しいホイールのデザインはカラーオプションも導入される可能性がありますが、現段階でプロトタイプからは判断できません。
もう一つの注目は、ハイブリッドシステムに必要なスペースに対応するため、ノーズが伸びている点です。結果、ボディシルエットはよりスポーティになっています。
キャビン内は完全に覆われていますが、非ハイブリッドのウルスSから大きく逸脱することはないと思われます。
ボンネットの下に噂されているのは、ポルシェ「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」から流用される、4.0リットルV型8気筒ツインターボ「LK5」エンジン＋電気モーターのハイブリッドパワートレインです。
パナメーラは最高出力670psを発揮しますが、ウルスPHEVでは820psまでブーストアップされると予想されており、現在、頂点に君臨する「ウルス ペルフォルマンテ」より上位に設定される可能性がありそうです。
気になるのは、「ウルスS」の4,843ポンド（2,197kg）をはるかに上回ると予想される車重ですが、市販型では圧倒する動力パフォーマンスを提供してくれるはずです。
まだ名前が付けられていないプラグインハイブリッドのウルスのデビューは、2023年後半と予想されています。これは、2024年までに全ラインナップを電化するというランボルギーニの計画の一部で、ウルスPHEVの後には、ハイブリッド化されたV12エンジン搭載のアヴェンタドール後継モデルが控えています。
