トーヨータイヤが選出された「グッドパートナーシップ事業」って? 評価されたのは「アノ取り組み」だった

■評価されたのは物流業界への「感謝」と、新しい移動のサポート

TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、2023年1月19日(木)、同社の取り組みが一般社団法人 日本自動車会議所が主催する「第2回 クルマ・社会・パートナーシップ大賞(以下、CPS大賞)」における「グッドパートナーシップ事業」に選出されたことを発表しました。

●竹原ピストル氏と共に「感謝」ムービーを制作

clicccar_TOYO_TIRE_CPS3
「CPS大賞」は、社会や自動車産業に貢献する様々な取り組みを表彰する制度

CPS大賞は、社会や自動車産業に貢献する様々な取り組みに光をあて、広く認知させることを目的に創設された表彰制度です。車イスの修理活動や移動式バリアフリートイレの開発、盲導犬育成の助成活動など、あらゆる観点から地道な活動を行う企業・団体へ賞が贈られています。

今回のCPS大賞でも、チェアスキー用ショックアブソーバの開発やタクシー向け飛沫防止パーティションの実用化など、とりどりの活動にスポットライトが当てられています。

今回、TOYO TIREはふたつの取り組みが評価され、CSP大賞の「グッドパートナーシップ事業」に選定されました。それがとってもユニークな内容なんです。

ひとつ目は、商用車を支えるタイヤメーカーとして、日々物流の現場を支える方々に感謝を伝えるというプロジェクト。力強く渋い歌声で知られるフォークシンガー・竹原ピストル氏とコラボして、トラック物流に携わる人々に「ありがとう」の気持ちを発信するために、特別なムービーを制作したんです。

ムービーでは、竹原ピストル氏が作詞・作曲した楽曲「ドライブトライブ〜初代機材車,二郎号に捧ぐ〜」をBGMに、企画趣旨に賛同したトラック物流企業の“現場の姿”をいくつも繋ぎ合わせた映像が、次々と映し出されていきます。

コロナ禍のもとにあっても、私たちの暮らしを守るために全国の道を走り続けたトラックドライバーの方々や、そのトラックを整備する方々など、物流に関わるたくさんの人の働く姿と竹原ピストル氏の歌声が重なるムービーは、見ているとぐっと胸にこみあがってくるものがあります。

●コミュニティバス専用スタッドレスタイヤを商品化

コミュニティバス専用スタッドレス「M937」製品イメージ
コミュニティバス専用スタッドレス「M937」

CPS大賞からもうひとつ評価された取り組みが、「コミュニティバス専用スタッドレスタイヤM937」を商品化したこと。

コミュニティバスは、これまで公共交通機関が整備されていなかった地域や、大型路線バスの通行が困難な区間など、“交通空白地帯”を解消するための移動手段として導入されているものです。

「M937」は、コミュニティバスの使用条件ならではの低速発進や頻繁な右左折に適応させるとともに、通年での使用を考え積雪路での走行性能と耐摩耗性能をしっかり確保した専用のスタッドレスタイヤです。

「ありがとう」を伝え、「ありがとう」と言われることをする。CPS大賞が目を向けるのは、そんな企業や団体です。今回、TOYO TIREは、その両方の活動を評価されたんですね。

三代 やよい

【関連リンク】

TOYO TIRE「すぺてのトラック物流に携わる人へ感謝を伝えるプロジェクト」特設サイト
https://www.toyotires.jp/campaign/truck-kansya/

この記事の著者

三代やよい 近影

三代やよい

自動車メーカー勤務後、編集・ライティング業に転身。メカ好きが高じて、クルマ、オートバイ、ロボット、船、航空機、鉄道などのライティングを生業に。乗り継いできた愛車は9割MT。ホットハッチとライトウェイトオープンスポーツに惹かれる体質。
生来の歴女ゆえ、名車のヒストリーを掘り起こすのが個人的趣味。
続きを見る
閉じる