工藤貴宏 
■ホンダブースのなかで異彩を放っていた白いシビックType R
東京オートサロン2023のホンダブースにおいて、異彩を放っていたのがこのシビックType R。
ほかのクルマは純粋なレーシングカー、もしくはスポーティなアイテムを装着した市販車なのに、この「CIVIC Type R MUGEN Concept」と名付けられたシビックType Rだけは、ストリートチューニングカーのようなオーラを放っていたからです。
言葉を選ばずに言うと、やんちゃなオーラが漂う、ガチでオートサロンっぽい車両（笑）。
どうしてそんな雰囲気があるかといえば、張り出し気味のタイヤに大径のブレーキを組み合わせ、ボンネットを黒くしたり、チューニングカーっぽいフロントフェンダーを装着しているからでしょうね。
そう、フロントフェンダーもノーマルとは違うのです。
また、よく見えないけれど実はオイルクーラーが追加されていたりと、実践的なカスタマイズが施されているのも本物を感じさせるオーラに効いているのでしょう。
●このシビックType Rにはレース活動のノウハウが活かされていた。では発売は？
実はこの車両、制作にあたってはMUGENがスーパー耐久に参戦するシビックType Rのサポートを通じて得たノウハウが生かされているのだとか。
ということはコンプリート販売？
…と、前のめりしながらMUGENの広報担当者に尋ねてみたところ「市販するかしないかはこれから決めていきますが、コンプリートカーは難しそうですね。ただ、いくつかのアイテムは何らかの形でリリースしたいと思っています」とのこと。
ちなみに、ホイールはBBS鍛造。「今後はBBSとのコラボアイテムも考えていきたい」とのことでした。
MUGEN×BBSの鍛造ホイールって、Type R乗りからしたらメチャクチャ魅力的ではないですか？
（工藤 貴宏）
