ダンロップのSUV向けタイヤ「GRANDTREK PT5」は、操縦安定性&静粛性を向上、街乗りも快適に!

■M+S規格で浅雪への走行にも配慮

「DUNLOP(ダンロップ)」ブランドを展開する住友ゴム工業は、2023年1月12日(木)、SUV向けタイヤのダンロップ「GRANDTREK PT5(グラントレック・ピーティーファイブ)」を発表しました。

発売サイズは25サイズで、価格はオープン価格。2023年2月1日(水)から順次販売されます。日本をはじめ、中近東、中南米、アジアなどグローバルで展開されます。

ダンロップ グラントレック・ピーティーファイブ
SUV向けタイヤのダンロップ「GRANDTREK PT5」が発売へ

世界的なSUVブームが続いている中、都市型SUVの登場が相次いでいます。SUVであっても街乗りのニーズが高まっているのを受けてリリースされた「GRANDTREK PT5」は、オンロード向けSUVタイヤです。

背が高く、重量が嵩むSUVは、高荷重、高重心になるモデルが多く、同タイヤでは操縦安定性能が12%向上。従来品の「GRANDTREK PT3」で好評だったというコンパウンドはそのままに、プロファイル(断面形状)が変更され、トレッドの接地面積が広くなったことで、安定感のある走りと雨天時の性能向上が図られています。

接地形状が丸くなることで、トレッド中央部から徐々に接地していくため、面での接地と比べて路面からの衝撃を緩和することで静粛性能が引き上げられています。

さらに、接地圧の均等化、トレッドパターンも見直され、静粛性も向上。従来モデルの「GRANDTREK PT3」よりも、サイドウォールのクッション性が向上し、サイドウォール全体で振動を吸収し、快適な乗り心地を実現したそうです。

ダンロップ グラントレック・ピーティーファイブ
ダンロップ「GRANDTREK PT5」の発売サイズ

具体的には、主溝を横断する横溝の幅を不均一にすることで共鳴音を抑制。さらに、ショルダーラグ溝を「GRANDTREK PT3」よりも約30%狭くすることで、溝から出る音が小さくなり、パターンノイズも低下。

加えて、左右非対称パターンの採用により、アウト側の中間ブロック列をラグ溝で非貫通にすることで、アウト側への放射音も低減させます。

また、浅雪や荒れた路面でも十分なグリップやトラクションを発揮することを示すM+S規格に適合しています。なお、M+S規格は、サマー性能に加えて、浅雪での性能にも配慮されたタイヤですが、高速道路などの冬タイヤ規制では通行できないことがあります。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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