アキュラSUV「ZDX」がEVで10年ぶりに復活!市販型プロトタイプ公開

■GMと共同開発、「Ultium」バッテリーを搭載

ホンダが海外で展開する高級ブランド「アキュラ」は2022年8月、かつて販売していたクロスオーバーSUV「ZDX」を、同社初のフルエレクトリックモデルとして復活させることを正式に発表しましたが、そのプロトタイプが公式リークされました。

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アキュラ RDX 市販型プロトタイプ ティザーイメージ

ZDXは、スポーティなクーペと実用性の高い4ドアセダン、ユーティリティ性を持つSUVを融合したデザインを持ち、2009年から2013年まで販売されていました。

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アキュラ RDX 市販型プロトタイプ ティザーイメージ

公開されたプロトタイプはかなりカモフラージュが厳重で、ディテールはまだ明かされていませんが、フラットなルーフラインと短いオーバーハングを持ち、8月の「プライベート・アキュラ・レセプション」で初公開された「プレシジョンEVコンセプト」から多くスタイリングのインスピレーション得ることがわかっています。

また、フロントエンドに従来のグリルはなく、バンパーに下部グリルが見えます。さらにグリルの両側にはいくつかのアグレッシブなエアインテークの輪郭も確認でき、ヘッドライトの一部も見えますが、これはまだプレースホルダーのため最終デザインは隠されています。

ブランド初のフルエレクトリック・クロスオーバーとして導入されるZDXはゼネラルモーターズと共同で開発されており、「BEV3」プラットフォームを採用、「Ultium」バッテリーを搭載します。

市販型のパワートレイン詳細は不明ですが、バッテリーとモーターの両方が、シボレー「ブレイザーEV」やキャデラック「リリック」などのものに関連、全輪駆動パワートレインを提供することが濃厚で、ZDX「タイプS」がブレイザーEV SSと同じパワートレインを搭載し、557馬力を超える可能性があるといいます。

2024年のアキュラZDXとZDXタイプSの両方は2023年に発表される予定となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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