レーシングミク 2023ver.が発表! 「冒険者」をテーマにトリダモノさんを起用【SUPER GT 2023】

■GOODSMILE RACING & Team UKYOに無くてはならないレーシングミク

レーシングミク2023Ver.
レーシングミク2023Ver.

2022年12月17日(土)、グッドスマイルカンパニーが運営するレーシングチーム、GOODSMILE RACING & Team UKYOが、東京・秋葉原で「レーシングミク 2023ver.発表会」を開催しました。

始まりは2010年
始まりは2010年

2008年から始まる初音ミクGTプロジェクトですが、2008年と2009年はクリプトン・フューチャー・メディア(株)のバーチャル・シンガーソフトウエア「初音ミク」のイラストを使用。2010年シーズンに、初めて初音ミクGTプロジェクトのイメージキャラクターであるレーシングミクが登場します。

その後は毎年気鋭のイラストレーター・クリエーターを起用し、歴代で13種のレーシングミクが登場しました。

歴代レーシングミク
歴代レーシングミク

今回の発表会では、14番目となる2023年シーズンの「レーシングミク 2023ver.」のイラストとイラストレーターが発表されました。

●イラストを担当したのは「ライザのアトリエ」のトリダモノさん

新しいレーシングミク2023ver.を紹介する映像が流れ、レーシングミクサポーターズの荒井つかささんがアンヴェールを行って、レーシングミク2023ver.が明らかとなります。

レーシングミクサポーターズ荒井つかささんによるアンヴェール
レーシングミクサポーターズ荒井つかささんによるアンヴェール

今回のレーシングミクのテーマは「冒険者」とのこと。そのテーマからイラストレーターとして選ばれたのがトリダモノさん。

レーシングミク2023Ver.
レーシングミク2023Ver.

トリダモノさんの代表作は、コーエーテクモゲームスの「ライザのアトリエ」シリーズでのキャラクターデザインで、そのイメージから、冒険者を描くならトリダモノさん、ということでオファーしたとのことです。また、スマートフォン向けRPGとして有名なTYPE-MOONの「Fate Grand Order」で「呼延灼」のキャラクターデザインをしていることでも有名です。

冒険者というコンセプトについて、アートディレクターのコヤマシゲトさんは、「コロナ禍でなかなかサーキットに行けないようなこともありましたが、今年2022年、久しぶりにサーキットに行って、このチームは他とは違うチャレンジャーだと感じました。そのチャレンジャーという原点に戻り、冒険感を出しながら、泥臭くならないようなイラストレーターを探しました」と語ります。

アートディレクターのコヤマシゲトさんとイラストレーターのトリダモノさん
アートディレクターのコヤマシゲトさんとイラストレーターのトリダモノさん

「自分が見てきた大きい作家さんが歴代のレーシングミクを描いているので、自分なんかがこんな大きいことをしてもいいのか?と感じていました」と、オファーが来た時の感想を語るトリダモノさん。そんなトリダモノさんにコヤマシゲトさんは何度もオファーを繰り返し、やっと依頼することが出来たと言います。

鈴鹿450kmで5年ぶりに優勝したグッドスマイル 初音ミク AMG
鈴鹿450kmで5年ぶりに優勝したグッドスマイル 初音ミク AMG

トリダモノさんの作品となるレーシングミク2023ver.は、来場していた個人スポンサーの方々に拍手喝采で迎えられ、2023シーズンの活躍に期待が膨らみます。

レースクイーンの衣装もレーシングミクに準じたデザインとなります
レースクイーンの衣装もレーシングミクに準じたデザインとなります

このレーシングミク2023ver.を施した2023シーズンのマシンは、2023年2月12日(日)に幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2023冬」にて展示される予定とのこと。

また、レースクイーンであるレーシングミクサポーターズの衣装も、このレーシングミク2023ver.準じたデザインとなることが予想され、こちらも楽しみとなります。

エントラント代表 安藝貴範さん、コヤマシゲトさん、トリダモノさん、レーシングミクサポーターら登壇したメンバー
エントラント代表 安藝貴範さん、コヤマシゲトさん、トリダモノさん、レーシングミクサポーターら登壇したメンバー

エントラント代表の安藝貴範さん曰く、「2023年はチャンピオンとなる年回り」とのことで、トリダモノさんのレーシングミク2023ver.を背負ったGT300の4号車 グッドスマイル 初音ミク AMGの活躍を期待しましょう。

(写真・文:松永 和浩

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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