■ハーフカップLEDデイタイムランニングライトのデザインが鮮明に
メルセデス・ベンツは現在、欧州Eセグメント「Eクラス」次期型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ドイツ市街地で捉えたプロトタイプは、サイドパネル及びリアクォーターウインドウ、ボンネットなどのカモフラージュが削ぎ落とされ、プロダクションボディがはじめて露出しています。
さらにフロントエンドでは、ヘッドライト周辺の擬装が外されたことから、下部のハーフカップLEDデイタイムランニングライトのデザインが鮮明に確認できます。
また、大きく際立つシングルバーを備えるグリルは若干、幅がタイトになり、コーナーインテークダクトの輪郭もうっすらとわかります。これは現行型と似ていますが、グリル下のスリムな開口部に接続され、CクラスやEクラスと同様のデザインを共有すると予想されます。
側面では、顕著なホイールアーチ、埋込式ドアハンドルを装備。これまでの後部へ跳ね上がるダミーキャラクターラインは取られて、フラットなラインが露出しているほか、リアフェンダー上部には充電ポートが配置されています。
後部では、より大きなくぼみセクションを特徴とするリフトゲートを装備しているようです。
内部では、「Cクラス」と「Sクラス」新型の影響を大きく受けると予想され、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、縦型のインフォテインメントシステムを装備。後者のサイズは断定できませんが、Cクラスでは9.5インチと11.9インチのディスプレイを搭載。Sクラスでは12.8インチが搭載されており、Eクラスでも同サイズとなる可能性があります。
予想されるパワートレインの1つは、マイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンで、最高出力258ps・最大トルク400Nmを発揮します。そのほか、最高出力320ps・最大トルク520Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジンの改良バージョンをラインアップ。プラグインハイブリッドでは、システム合計出力313psを発揮すると予想されます。
Eクラス次期型のワールドプレミアは、2023年初頭と思われ、その後高性能AMGバージョンが続くはずです。