■VWグループ「MQB」ベースのアウディ「Q3」とアーキテクチャーを共有
スペインを拠点とするクプラは、6月に新型の電動クロスオーバーSUV「Terramar」(テラマール)発表しましたが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
市販型では、VWグループ「MQB」ベースのアウディ「Q3」とアーキテクチャーを共有した兄弟モデルとなるため、アルプスで捉えたプロトタイプは、アウディQ3のボディをかぶったテストミュールです。
ただし、フロントエンドはクプラブランド専用のコンポーネントがいくつか備わっています。
バンパー形状は他のクプラモデルを彷彿させ、後付されている様子がうかがえます。また、市販型ではグリルレスなノーズ、シャープなエアインテーク、三角形のLEDデイタイムランニングライトが装着されます。
燃焼エンジンを搭載した最後のクプラになると予想されるパワートレインは、マイルドハイブリッド、およびプラグインハイブリッドパワートレインが提供され、後者は1回の充電で最大62マイル(100km)の航続距離を持つと推定されます。
パワートレインのスペック詳細は明らかにされていませんがが、最高出力は270ps程度と予想されています。
テラマールは開発初期段階とみられることから、正式デビューまでおそらく1年ほどかかるとみられ、市場ではトヨタ「RAV4」が最大のライバルとなります。