冬にクルマのトラブルに遭った人が全国で51.7%、滅多に降らない地域で雪が降るとトラブルが多発することも

■全国の男女420名に聞いた冬のトラブル調査

師走を迎え、いよいよ寒い冬の季節が到来。大雪が降る北国はもちろん、降雪が少ない地域でも朝や夜に路面が凍結することも増えるなどで、ほかの季節と比べても、これからクルマの運転に気を遣う日が増えそうですよね。

冬に起こるクルマのトラブル調査
北日本では、タイヤが雪に埋まってクルマは動かなくなるというケースもある

では、実際に、一般のドライバーは、冬にクルマのトラブルに遭うことは多いのでしょうか? また、地域によっても天候に差があり、気を付けることも大きく変わってくると思いますが、各エリアでどんなトラブルが多い傾向にあるのでしょうか?

WEBマーケティングなどを手掛けるNEXERが運営する「日本トレンドリサーチ」では、グーネット中古車と共同で、クルマを運転する全国の男女420名を対象に、「冬の車トラブル」についてアンケートを実施。

その結果、冬の運転で「トラブルに遭ったことがある」人は全国で51.7%と過半数以上いることが判明。

また、地域別では「北日本」在住者で冬にトラブルを経験した人が66.4%ともっとも多いことや、あまり雪が降らない地域の人でも、降った時には対応できずに、さまざまなトラブルに遭った経験を持つ人がいることなどが分かりました。

●東日本や西日本でも4割以上がトラブルを経験

今回のアンケート調査は、2022年11月4日〜11月7日の期間、インターネットによるアンケート形式で行われました。調査対象は事前調査で「車を運転する」と回答した全国の男女420名で、北日本、東日本、西日本の各140名ずつに聞いています。

調査では、まず、「冬の運転でクルマのトラブルに遭ってしまったことがあるか」を質問。結果は

・「ある」 51.7%
・「ない」 48.3%

冬に起こるクルマのトラブル調査
冬の運転でトラブルに遭ったことがあるか(出展:日本トレンドリサーチ)

となり、前述の通り、過半数以上がトラブルを経験したことがあることが分かりました。

また、この結果を、北日本、東日本、西日本の地域別でも集計。その結果は以下の通りです。

・北日本:「ある」 66.4%、「ない」 33.6%
・東日本:「ある」 45.7%、「ない」 54.3%
・西日本:「ある」 42.9%、「ない」 57.1%

冬に起こるクルマのトラブル調査
冬の運転でトラブルに遭ったことがあるか(地域別集計 出展:日本トレンドリサーチ)

やはり「北日本」に住んでいる人が66.4%ともっとも多い結果になりましたが、「東日本」や「西日本」に住む人でも、それぞれ4割以上が冬の運転でトラブルに遭ってしまった経験があることも分かりました。

●どんなトラブルを実際に経験したか?

次に、調査では、実際にどんなトラブルに遭った経験があるのかも聞いています。以下に、その内容をいくつか紹介します。

冬に起こるクルマのトラブル調査
冬は積雪などによる、スリップ事故なども多い

・北日本

「スリップしてハンドルがロックされて対向車にぶつかりそうになったり、目の前で対抗車同士がスリップして正面衝突したりするトラブルに遭ったことがある(60代・男性)」

「タイヤが雪に埋まって動かなくなった(60代・女性)」

・東日本

「一部凍結した路面でスリップした。直ぐに停車したので大事には至らなかったが、停車しなければ自損事故になっていた(50代・男性)」

冬に起こるクルマのトラブル調査
雪がすくない地域でも、路面凍結などには注意が必要

「スタッドレスを履き忘れて坂道の雪道を走行できなったこと(40代・女性)」

「タイヤチェーンをうまく巻けなくて、フックがタイヤに刺さってパンクしてしまったこと。とりあえず行けるところまで行って、JAFに助けてもらいました(50代・男性)」

「アイスバーンでハンドルが利かなくなる。吹雪で一寸先も見えない。屋根から大雪が落ちて来て屋根が凹む(50代・女性)」

・西日本

「路面が凍結しているところに出くわしたのにチェーンがなかった(50代・男性)」

冬に起こるクルマのトラブル調査
冬に運転する時はタイヤチェーンの準備もしておきたい

「突然エアコンの操作ができなくなり真冬に冷房でフロントガラスが曇り始め高速道路だったが曇らないよう全部の窓を全開で目的地まで走り抜けた(50代・女性)」

調査を行った日本トレンドリサーチによれば「路面が凍結していてハンドルが効かなくなってしまったという方や、積雪で動けなくなってしまったという方」などが多くいたといいます。

また、普段あまり雪が降ったり路面が凍結したりということが少ない地域に住む人の場合には、「タイヤチェーンやスタッドレスの準備不足が招いてしまうトラブルも多い」といったコメントも出しています。

●地域ならではの冬のトラブルとは?

続いて、調査では、「普段運転している地域ならではの冬の車トラブル」があるかどうかも質問。結果は以下の通りです。

・北日本:「ある」 72.2%、「ない」 27.1%
・東日本:「ある」 27.1%、「ない」 72.9%
・西日本:「ある」 18.6%、「ない」 81.4%

やはり、北日本に住む人が圧倒的に「ある」と回答していますね。

冬に起こるクルマのトラブル調査
北日本では、大雪で道路が狭くなるなどで、譲り合わないとクルマが通行できないというケースも

調査では、さらに、普段運転している地域ならではのトラブルの内容についても聞いており、回答をいくつか紹介しています。

・北日本

「大雪で渋滞がものすごくて、通勤に2時間くらいかかることがある。災害レベルです(50代・女性)」

「ホワイトアウトに遭うこと(50代・女性)」

「大雪で道路が狭くなり、お互いに譲り合わないと車が通行できなくなったり、道路が狭くなってバスが止まってしまったりすることがある(60代・男性)」

・西日本

「普段あまり雪が降らないため、降ると大渋滞してしまう(40代・女性)」

冬に起こるクルマのトラブル調査
雪道では、スタッドレスなどの冬タイヤも必需品

「滅多に雪が積もらないので、何年かに一度積もるとあちこちで事故が起きる(50代・男性)」

「雪があまり降らない地域なので、少しの雪でも橋桁などでスリップしたりして皆慌てます(40代・男性)」

「めったに凍結しない土地なのでたまに凍るとタイヤが怖い(50代・女性)」

「雪が少なくノーマルタイヤなのでたまに雪が積もると運転できない(40代・女性)」

さすがに北日本では、積雪量が多いことで起こるさまざまなトラブルがあるようです。また、西日本では、めったに降らない地域だからこそ、降った時には対応できずにトラブルに陥ってしまうケースも多いようですね。

なお、今回のレポートでは東日本については地域ならではのトラブル例に関する回答は紹介されていませんが、過去には東京など関東の都市部でも、めったに降らない大雪が降ったことで、道路が渋滞したり、路面の凍結による事故などが発生したケースも多いようです。

特に、今シーズンは、12月以降に急に寒くなるといわれています。北日本のドライバーはもちろんですが、雪や凍結などがほとんどないという地域の人でも、いざという時に備えスタッドレスなどの冬タイヤやチェーンなどを用意しておきたいものです。

(文:平塚 直樹)*写真はすべてイメージです

【関連リンク】

日本トレンドリサーチ
https://trend-research.jp/16160/

グーネット中古車
https://www.goo-net.com/

この記事の著者

平塚 直樹

平塚 直樹 近影
自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、クルマ選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!