塚田勝弘 
■専用シャーシに、10mm車高を下げることができる車高調整機能、減衰力調整機能付ダンパーを用意
アルピーヌ・ジャポンは、アルピーヌ「A110 R」の受注を2022年12月1日（木）から開始します。12月11日の23:59まで購入申込みを受付け、申込みが販売台数を超えた場合は、抽選になります。
同モデルは、F1をはじめモータースポーツで培われたノウハウを活かしたエアロダイナミクス、多様なカーボンパーツの採用によるいっそうの軽量化、ハンドリングのレベルを大きく高める専用シャーシなどにより、ラインアップ中、最もホットな走りが与えられた仕様です。
新形状のディフューザー、スワンネックタイプのリヤスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットなどが備わり、エアロダイナミクス性能が徹底的に追求されています。その結果、最高速度が285km/hまで向上しています。
アルピーヌ「A110 S」よりも車高が10mm低められ、ロール剛性が向上した専用シャーシには、さらに10mm車高を下げることができる車高調整機能、減衰力調整機能が付いたダンパーが組み合わされています。
また、負荷の大きい前輪のブレーキを冷却するための前輪ブレーキクーリングダクトも用意。
カーボン製のボンネット、ルーフ、リヤフードに加えて、フルカーボンホイール、6点式固定レーシングハーネスが備わったSabelt製軽量フルカーボンモノコックバケットシートなど、軽さと強度に優れたカーボンを車体に使うことで、さらなる軽量化を実現し、車両重量は1090kgを達成。
また、アルピーヌ「A110 R」は、受注生産プログラムにより、アルピーヌF1チームの今期マシン「A522」と同じ「ブルーレーシングマット」を含む27色のボディカラー、5色のブレーキキャリパーカラー、左右ハンドル位置を自由に組み合わせることができます。
アルピーヌ「A110 R」は、「A110」「A110GT」「A110 S」と同様、カタログモデルになるものの、年間生産台数が限られることから、日本導入台数に応じて、先述したように、期間限定での購入申込になっています。
●日本に1台だけ上陸する限定車「アルピーヌA110 R FERNANDO ALONSO」
同時に、アルピーヌ・ジャポンは、F1で32回の優勝を飾り2度のワールドチャンピオンとなった2021、2022年のアルピーヌF1チームドライバー、フェルナンド・アロンソ選手の名前を冠した限定車「アルピーヌA110 R FERNANDO ALONSO」をわずか1台限定で販売します。
このスペシャルな限定車は、フェルナンド・アロンソ選手の優勝回数と同数の32台のみが生産され、日本には1台のみ割り振られています。
「アルピーヌA110 R FERNANDO ALONSO」の購入申込も12月1日（木）から11日（日）まで、アルピーヌ・ジャポンオフィシャルウェブサイト内専用申込ページと、全国のアルピーヌ正規販売店で受付。
購入申込が販売台数を超えた場合は、抽選販売になります。購入された方には、特別記念品として、フェルナンド・アロンソのレプリカヘルメットがプレゼントされます。
同限定車は、フェルナンド・アロンソ選手自らがスペインのバルセロナサーキットでベースとなるアルピーヌ「A110 R」を走らせ、このサーキットに合わせたシャシーセットアップが施された希少なモデルです。ダンパーは、アルピーヌが特許を持つ、Road（標準の車高）とTrack（標準-10mmの車高）の2段階の車高調整機構（シム）が用意されています。
「Track」に設定すると、車高が10mm下がるとともに、スプリング剛性が5％上がり、同選手が施したベストなシャーシセットアップになります。
エクステリアは、2トーンに塗り分けられたフロントボンネット、リヤフード、リヤバンパー、フェルナンド・アロンソ選手をイメージしたというイエロー／オレンジ／ブルーの専用エンブレム、オレンジブレーキキャリパーなどが用意されています。
フロントボンネットとリヤバンパーに描かれた、フェルナンド・アロンソ選手のサインも特別なモデルであることを主張。インテリアには、同選手のサインロゴ付バケットシート、オレンジドアハンドル（ウェイヴィング）、イエロー／オレンジ／ブルーエンブレム、限定車専用プレート（シリアルナンバー付）が備わります。
●価格
「アルピーヌA110 R」：1500万円
「アルピーヌA110 R FERNANDO ALONSO」：2400万円
（塚田 勝弘）
