300PS/340Nmを誇るハイパフォーマンスモデルの「アルピーヌA110R」を2022年11月下旬から受注開始

■専用シャーシの採用やエアロダイナミクスも見直し

マイナーチェンジを受けたばかりのアルピーヌA110に、ハイパフォーマンス仕様である「アルピーヌA110R」が加わることになりました。

F1日本グランプリ[10月7日(金)~9日(日)]を前に日本でワールドプレミアされ、2022年10月4日(火)、アルピーヌ・ジャポンは、11月下旬から「アルピーヌA110R」の受注を開始する予定と明らかにしました。なお、価格は後日発表される予定。

アルピーヌA110R
アルピーヌA110Rのエクステリア

新バリエーションの「A110R」は、カーボン製のボンネットやエンジンカバーをはじめ、フルカーボンのアルミホイール、専用カーボンシートなど、軽さと強度に優れたカーボンを随所に採用することで、さらなる軽量化を実施。重量は1100kgを下回る軽さになっているそう。

アルピーヌA110R
アルピーヌA110Rのリヤビュー

また、空気抵抗を減らしつつ、より強力なダウンフォースを生み出すようにエアロダイナミクスが強化され、現行では初の試みとなるボンネットやリヤウィンドウ、ディフューザーなど、様々なパーツのデザインが刷新されています。

アルピーヌA110S
アルピーヌA110Sのインパネ

専用シャーシや300psを発生する1.8L直噴ターボエンジン、レーシングカーのようなインテリアを用意し、オーナーの所有欲を満たすとともに、サーキットでのタイム更新も期待できる仕様になるそう。

インテリアでは、Sabelt社製のシングルシェルシートが目を惹きます。こちらもカーボン製で軽量化に貢献しています。6点式のシートベルトを備え、本格的なスポーツ走行に対応しながら、優れた安全性と快適性を確保するとしています。

アルピーヌA110S
アルピーヌA110Sのバケットスポーツシート

走りではさらに、ダウンフォースが強化され、トップスピードの向上、高速コーナーでより優れた安定性を実現。空気抵抗は5%削減され、トップスピードはA110シリーズで最高の285km/hに達しています。

パワートレーンは、1.8Lターボエンジンと7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせで、最高出力300ps/6300rpm、最大トルク340Nm/2400rpmを発揮。「ローンチコントロール」を使うと、0-100km/h加速は3.9秒で到達します。

アルピーヌA110S
Duqueine 社と共同開発されたアルピーヌA110 Rのオリジナルホイール

さらに、「アルピーヌA110S」よりも車高が低くなり、ロール剛性が高められた専用シャーシには、車高調整機能、減衰力調整機能付ダンパーが組み合わされています。

今回、披露されたボディカラーは、アルピーヌF1チームの今期マシン「A522」と同じ「レーシングマットブルー」で、周囲の目を惹く色合いになっています。

アルピーヌA110S
随所にカーボンパーツを採用する

なお、アルピーヌA110Rは、A110、A110GT、A110Sと同様、カタログモデルとしてラインナップに加わります。300psの最高出力は、ポルシェ718ケイマンTと同値で、強力なライバルになりそうです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。