■EV用プラットフォーム「CMF-BEV」採用
日本を代表するコンパクトカーと言っても過言ではない、日産「マーチ」次世代型が、日本市場向けに開発中との情報を入手、その予想CGを制作しました。
初代マーチは1982年に登場、今では珍しく、当時一般公募により車名が「マーチ」に決定されました。以降40年に渡り生産されてきたましたが、2022年8月いっぱいで惜しまれつつも生産が終了しました。
4代目となる先代モデルは2010年に発売、欧州では2017年に5代目へ世代交代されましたが、日本へは導入されず、4代目で生産終了となっています。
日産は2022年1月に、2030年までのロードマップに関するオンライン会見を行いました。その中にマーチ次期型に関する情報が明確にアナウンスされたわけではありませんが、2024年には、新開発のコンパクトEV用プラットフォーム「CMF-BEV」が市場投入されることが確認されています。この次世代アーキテクチャは、「ルノー・ゾエ」より消費電力を10%以上改善し、最大400kmの航続距離を可能にするものです。
関係者から入手した情報によりますと、日産マーチ次期型は、このCMF-BEVを採用、海外用「マイクラ」次期型が2024年に発売された後、2025年に日本専用デザインを採用して復活するというものです。
予想されるデザインは、すでに公開されたマイクラ後継EVをベースに開発、フロントエンドには、丸いLEDの間に3連プロジェクターを配置した、個性的な顔つきが特徴に。また、ヘッドライトから繋がるフロントキャラクターラインは、凹みをもたせた立体的なデザインです。アンダーグリルには、太いグリルバーを中心にデザインし、その両サイドにくの字型デュフューザーを繋げたデザインでワイド感を演出、ウインドウモール上部には、ブラックウレタンを配置するなどが予想されます。
マーチ後継モデルの登場は204年と予想されます。