ラリージャパンの裏コンテンツ!? WRC開催中に、環境に優しい最新のクルマ19台が駅前広場に大集合したワケとは? 

■フォーラムエイト・ラリージャパン2022の関連イベントで未来を体感

試乗受付は、ご覧のとおり早朝から大行列ができていました
試乗受付は、ご覧のとおり早朝から大行列ができていました

11月12~13日、愛知県・豊田市駅前広場で開催されたイベントへ行ってきました。

●EV+ Experience 2022 in Toyota Cityとは一体ナニ?

どうもお久しぶりです。南風よしおです。皆さん! 覚えていますか。

“ブログメディア”クリッカー立ち上げ時の取材ライターとして、米国SEMAショーや東京オートサロンを現地取材して“魅力的な記事”をお届けした、あの南風よしおですよ。クリッカーのライター一覧にも紹介されていたのですが、……いつの間にか削除された、南風よしおです。

過去記事は……、まだ残ってました。エヘン!!

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ずいぶん前の記事ですが、思い出してくれましたか? しばらくクリッカーから離れていたのですが、先週末に愛知県豊田市で開催されたイベント取材中に小林編集長に見つかってしまい……、いや、お会いすることができて、久々にクリッカーに寄稿することになりました。

お、ラリージャパンだね。と思った方が多いと思いますが、ブ、ブー! 残念、違います。豊田市駅前広場で開催された「次世代カーの体感イベント」なのです。

トヨタブースでは、2台のbZ4Xを展示し、技術説明のパネル展示とカタログ配布を行っていました
トヨタブースでは、2台のbZ4Xを展示し、技術説明のパネル展示とカタログ配布を行っていました

カーボンニュートラル、SDGsなどが一般的な単語となり、環境に配慮した製品やサービスが当たり前の時代になってきましたが、今回はそんなクルマを一堂に集めたイベントがフォーラムエイト・ラリージャパン2022の関連イベントとして同時開催されたのです。

前置きが長くなりましたが、EV、 FCV、PHEV 、HEVなどに特化した『 EV+ Experience 2022 in Toyota City 』(以下、EV+エクスペリエンス)を取材してきました。会場は、ラリージャパンのサービスパークが設置される豊田スタジアムへ向かうメイン導線にある豊田市駅前(とよしば、人工芝、GAZA南広場) が舞台となりました。

ご存知だと思いますが、WRC(世界ラリー選手権)は本年度からRally1という次世代のハイブリッドマシンへとスイッチして環境により配慮したカテゴリーへと進化しており、 このEV+エクスペリエンスは、カーボンニュートラル&エコロジーを実現した“新時代の自動車体感イベント”として展開されたのです。そう、これこそがWRC開催中に、環境に優しい次世代カー19台が大集合した理由なんですね。

レーシングカー特別展示としてMIRAI国沢号2015年WRCドイツ参戦車両がありました
レーシングカー特別展示としてMIRAI国沢号2015年WRCドイツ参戦車両がありました(提供:トヨタ博物館)

多数の自動車メーカー、インポーターなどの協力により、EVやFCV、 PHEV、HEVといった7ブランド19台の展示&試乗とともに2015年WRCドイツに参戦した「ミライのレーシングカー」が会場内に展示されていました。

展示内容はとても豪華でしたが、試乗会も大人気でしたよ。軽自動車から小型車、SUVなど魅力タップリの8車種が用意されており、2日間分の試乗152枠に早朝から大行列ができて、午前の部、午後の部ともに“瞬殺”に近い状態で試乗枠が埋まっていました。

そりゃ、そうですよね。なかなか乗る機会がない話題の最新モデルばかりで、アクセスの良い駅前で試乗体験できるなんて、豊田市在住の皆さん、ホント幸せです。……て書いたら、近県をはじめ、関東からの参加も結構あったそうです。さすがラリージャパン。入場料が無料、試乗も無料なんて太っ腹。よく見ると、会場には若い方やベビーカーを押すヤングファミリーも目立っていました。

ちなみに、イベント名に冠した『EV+』とは、EV=電気自動車だけではなく、水素で走るクルマやハイブリッド、プラグインハイブリッドなど、環境に配慮したすべての次世代カーを包括する意味として命名されたそうです。なかなか良いネーミング。

EV+エクスペリエンス実行委員会は、初めて開催した次世代カーが主役のイベントに手応えを得たみたいで、「来年以降、都内を含む新しいエリアでの開催を目指したい」というコメントを残しています。つまり、来年もどこかの会場でEV+エクスペリエンスを単独開催する、ということですね。楽しみです。

最後になりますが、じつは、わたくし南風よしおは、いま話題となっている最新の軽EVを650kmほど乗る機会がありました。身近な電気自動車の魅力と課題を実体感したのですが、それはまた別のお話。また今度お話しましょう。以上“南プー”がお届けしました。

(南風よしお)