APOLLO 
■フラットなホイールアーチ、力強いライン、Dピラーなど3シリーズツーリングからインスピレーション
VWは現在、「パサート」次期型を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型パサート（B8型）は2015年にデビュー。これが8年振りフルモデルチェンジとなり、7代目へと世代交代しますが、果たしてどこが進化するのでしょうか、プロトタイプを分析していきましょう。
捉えたプロトタイプは、これまでのダークカラーから一転、鮮やかなシルバーボディで出現、新デザインがより鮮明に見えています。
ヘッドライトやグリルはダミーステッカーでカモフラージュされていますが、下部バンパーの輪郭、ボンネットのカットアウトも確認できます。
側面を見るとフラットなホイールアーチ、力強いラインなどBMW「3シリーズ ツーリング」に似たデザインが見られるほか、Dピラーも「ホブマイスターキンク」を彷彿させます。
リアエンドでは、水平に取り付けられた幅広のテールライトを装備、現行型よりかなり寝かされたスポーティーなリアウインドウが確認できます。さらにハッチの形状やブランドバッジの配置など、3シリーズツーリングに似ているのも特徴的です。
インテリアでは、ダッシュボードにインフォテインメント用の大型の自立型タッチスクリーンを装備。デジタルインストルメントクラスター、およびステアリングホイールのタッチセンシティブコントロールが組み合わされますが、ゴルフとは異なり、パサートにはトランスミッション用のコラムマウントシフトレバーがあるようです。
最後の内燃機関となる可能性があるパワートレインは、マイルドハイブリッドの支援を受け、いくつかのガソリンおよびディーゼルエンジンと組み合わされるほか、プラグインハイブリッドもラインアップされると予想されます。
車内コード「B9」と呼ばれるパサート次期型のワールドプレミアは、2024年モデルとして2023年内と予想、セダンがラインアップから外れる可能性も高いようです。またプラットフォームを共有する第4世代のシュコダ「スペルブ」と合わせて、スロバキアのブラチスラバで生産予定となっています。
