■288GTOのウェッジ形状を採用、流れるようなラインが特徴的
フェラーリ「288GTO」をオマージュ、現代版スーパーカーとして提案したCGを入手しました。
288GTOは、伊ピニンファリーナによってデザインされ、1984年から1987年にかけてフェラーリが販売したリアミッドシップ・後輪駆動のスポーツカーです。
パワートレインは、2.9リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力400psを誇った同ブランドの名車です。
スーパーカーのオマージュモデルといえば、最近では2022年9月にケーニグセグがブランド最初の量産車「CC8S」のデビュー20周年を祝い「CC850」を発表したほか、2021年8月にはランボルギーニが「カウンタック」50周年を記念し「LPI 800-4」を公開しており、今回の提案もそれらに触発されたようです。
デザイナーのZhiheng Guo氏から提供されたCGは、288GTOのウェッジ形状を採用、フロントからサイド、リアへ向かい流れるようなラインが印象的です。
特にオリジナルのシンプルなNACAダクトを、ドアからシームレスに流れるエアインテークに置き換えたサイドビューが出色と言えるでしょう。
フロントエンドでは、ブラックアウトしたフロントグリルのすぐ上にスリムなLEDヘッドライトを配置しています。これは現実的とは言えませんが、インパクトは強いです。
そのほか目立つのは、角張ったリアホイールアーチ、セクシーな5本スポークのホイールです。
後部は、フェラーリ「296 GTB」からインスピレーションを得ている印象で、LEDテールライトのデザインは専用ながら、バンパー上部の四角いエキゾーストシステムや、ディフューザー、エンジンカバー、バットレスなどの形状も296GTBにかなり近いと言えそうです。
ケーニグセグ、ランボルギーニに続くスーパーカーオマージュ作品はフェラーリになるのか、注目です。