SLの高性能モデル、メルセデスAMG「GT 53クーペ」次期型は、2.0L直4を電動化で680馬力に

■コクピットは「SL」から継承するインフォテイメントディスプレイ搭載

メルセデス・ベンツの高性能ブランド「AMG」は現在「GTクーペ」ファミリー次期型を開発中ですが、そのエントリーモデルとなる「GT 53 E Performance」市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

捉えたプロトタイプは、ルーフ以外ほぼすべてをカモフラージュ、多くのディテールを隠しています。

フロントエンドには、上下二段のワイドなエアインテークを装備、コーナーの空気孔は、そこに大型エアインテークが配置されていることを示唆しています。

後部では、新設計されたスリムなLEDテールライトの一部が見てとれるほか、充電ポートがリアバンパーにあることがはっきりと確認できます。

排気口は「GT 63 S E Performance」では四角形のパイプですが、「GT 53 S E Performance」では差別化されたクワッドエキゾーストパイプがインストールされているのも特徴です。

内部では、「SL」から継承する12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、縦向きの11.9インチのインフォテインメントシステムが期待できるでしょう。

パワートレインは、「C 63 S Eパフォーマンス」と共有されるプラグインハイブリッドが濃厚で、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを電動化、6.1kWhのバッテリーパックを動力源とするモーターが後部に積まれます。

これにより、最高出力680ps・最高トルク1,020Nmを発揮。0-100km/h加速3.4秒、最高速度280km/hのパフォーマンスが期待できるといいます。

また、より多くのパワーを求める顧客には、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、リアに電気モーター、6.1kWhバッテリーパックを搭載した「GT 63 S E Performance」が用意され、最高出力は843ps、最大トルク1,400Nmを超えることが噂されています。

GT 53 E Performanceのワールドプレミアは、2023年後半と予想されます。

（APOLLO）