ルノー「エスパス」後継は「オーストラル」? 7人乗りSUVでパリデビューの可能性も

■ミニバンではなく大型クロスオーバーSUVに

先日、ルノー新型モデルのプロトタイプをカメラが捉えましたが、その市販型デザインを大予想しました。

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ルノー エスパス後継 予想CG

スペインで捉えたプロトタイプは、オーストラルに似ていますが、より長いリアオーバーハングが確認できるほか、ルーフラインが異なり、リアエンドが新設計されていました。

そのサイズ感から、おそらく3列7人乗りレイアウトで、後席乗員用の十分なスペースと、ラゲッジルームを備えたオーストラルのミニバンバージョンと予想しましたが、ミニバンではなく大型クロスオーバーSUVである可能性が高いことがわかりました。

エスパスは、1980年代から大型MPVやミニバンとして、ルノーのラインナップに欠かせない存在でした。

第5世代となる現行型は2015年に発売。2020年にはクロスオーバースタイルを採用してフェイスリフトされましたが、人気の低迷から2022年末までに廃止されると予想されています。ただし、次のバージョンではボディの改造が行われるようなのです。

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ルノー エスパス後継 プロトタイプ
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ルノー エスパス後継 予想CG

おなじみMr. Nikita Chuickoから提供されたCGは、基本的に新しいルノー「オーストラル」ですが、3列目を収容するためにリアエンドが拡大されています。これは、プジョー3008と5008の関係に似ているかもしれません。

ただし、エスパス ミニバンの終了とエスパスラージSUVの登場は、現時点では確認されていないほか、市販時にはエスパスの名前を採用する可能性もあるものの、「オーストラル エスパス」となるのか、単に「エスパス」となるかも明らかになっていません。

オーストラル エスパス/エスパス(仮)のワールドプレミアは、最速で10月17日開幕のパリモーターショーと噂されており、そのすべてが明かされるまであと僅かです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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