カワサキの650ccネオレトロモデル「Z650RS」に新色採用の2023年モデル登場。2022年11月1日発売

■シックながら現代風のアレンジのニューカラー採用

カワサキモータースジャパンは、1970年代の名車「ザッパー」を彷彿とさせるスタイルが人気のネオレトロモデル「Z650RS」に、新色を採用した2023年モデルを発表しました。

カワサキ・Z650RSの2023年モデル
Z650RSのメタリックムーンダストグレー×エボニー仕様

カワサキ伝統「Z」の血統を受け継ぐ大ヒットバイク・900ccの「Z900RS」の兄弟車として2022年4月に登場したこのモデルは、649cc・並列2気筒エンジンを軽量コンパクトなシャーシに搭載。砲弾型メーターケースなどの採用で、レトロな雰囲気が満点のネイキッドバイクです。

新型では、よりシックなイメージの新色「メタリックムーンダストグレー×エボニー」を採用し、2022年11月1日に発売されます。

●スタイリッシュで扱いやすいモデル

Z650RSは、1976年に発売され大きな人気を得た「Z650」をオマージュしたフォルムが特徴の「ネオレトロ」と呼ばれるジャンルのバイクです。

スタイルの原型となったZ650は、652ccの空冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載し、愛好家から「ザッパー」の愛称で呼ばれてるモデル。

カワサキ・Z650RSの2023年モデル
スタイリッシュでカジュアルなバイクがZ650RS

カワサキの名車といえば「900スーパー4(通称Z1)」や「750RS(通称Z2)」などが有名ですが、それらと共に伝説のバイクのひとつとして今に語り継がれているモデルです。

その名車の血統を受け継ぐZ650RSは2022年4月に国内販売。主な特徴は、スリムなタンク、短くコンパクトなテールを採用することで、軽快で親しみやすいキャラクターを演出していること。

また、最高出力68psを発揮する649cc・並列2気筒エンジンは、低速での優れたトルクなどにより、街中などでも扱いやすい出力特性が魅力。

カワサキ・Z650RSの2023年モデル
Z50RSのメーター

さらに、シート高800mmという良好な足つき性、軽量なシャーシによる俊敏なハンドリング性能などにより、ベテランから初心者まで、幅広いライダーがライディングを楽しめる乗り味を実現しています。

加えて、装備では、1970年代のバイクなどを想起させる砲弾型メーターケースを採用。先進機能を持たせた2眼専用メーターユニットや丸型LEDヘッドライトなどの搭載により、レトロな外観と現代的な機能を両立しています。

親しみやすく、スタイリッシュでカジュアルな持ち味は、街乗りからツーリングまで、幅広いシーンでライディングを楽しめるバイクだといえます。

●従来色のグリーンも継続販売

その2023年モデルでは、前述の通り新色「メタリックムーンダストグレー×エボニー」を採用。シルバーを基調としたボディ色に、燃料タンクやサイドカバーなどにブラックの差し色を投入することで、全体的にシックな雰囲気を演出。

カワサキ・Z650RSの2023年モデル
Z650RSのメタリックムーンダストグレー×エボニー仕様

燃料タンクにはパステル系のグリーンを使ったストライプも入れることで、街中などにもフィットするオシャレで現代風のアレンジも施しています。

カワサキ・Z650RSの2023年モデル
Z50RSのキャンディエメラルドグリーン仕様

なお、ボディ色には、従来から設定がある「キャンディエメラルドグリーン」も継続販売され、合計2色で展開されます。

価格(税込)は、約2万円アップの103万4000円です。

(文:平塚直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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