■同社の市販向けで初めて3年長期製品保証を付与
ドライブレコーダーは、新規購入だけでなく買い替え需要も高まるなど、新たな段階に入りつつあるようです。
ソニー損害保険の「全国カーライフ実態調査」によると、2021年の装着率では43.0%、2022年8月の発表では49.3%と、半数近くが装着済みと回答しているようです。
現在のドライブレコーダーは、前後方向が撮影できる前後2カメラ式などが人気を集めています。
そんな中、JVCケンウッドは、「ケンウッド」ブランドよりドライブレコーダーの新ラインアップとして、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR870」を、2022年10月下旬に発売します。
同モデルはJVCケンウッドの市販向けドライブレコーダーとして、初めて3年間の長期製品保証が付与されたモデル。
最大容量128GBまでのmicroSDカードを2枚同時に挿せる「microSDカードダブルスロット」が搭載され、最大約100時間の長時間録画に対応(128GBのSDカードを2枚同時に挿し、解像度800×480、フレームレート3.2fpsで録画した場合)しているのが特徴です。
さらに、前後両カメラに、F1.6の明るいレンズ、約500万画素のCMOSセンサー「STARVIS」が搭載され、暗い環境下でもノイズの少ない高感度録画、フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHDでの高画質録画を可能としています。
また、安心、安全なドライブをサポートする機能も用意。後方からの急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動で検知する「AIセンシング」をはじめとした運転支援機能も搭載されています。
そのほか、「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」の搭載により、トンネルの出入り口など明暗差の大きなシーンで安定した録画ができます。
リヤカメラには、「スモークシースルー機能」が搭載され、リヤガラスがスモークガラスの車両にも対応。リヤガラスに合わせて設定を3段階で調整可能で、後方映像も明るく鮮明に録画できます。
さらに、別売の車載電源ケーブル「CA-DR100」を使うことで、24時間365日の駐車録画に対応。駐車中にフロントカメラ内蔵のGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動して前後2台のカメラで撮影された映像を記録(1ファイル60秒)。その後、駐車録画フォルダに保存されます。
微小な暗電流を使用するためバッテリーへの負担も抑制されるので安心です。
●価格:オープン
●市場想定価格:4万4000円(税込)
(塚田 勝弘)