■フロントグリルには新しいメッシュパターン、中央ロゴはセンサーと統合か
メルセデス・ベンツは現在、エントリー・クロスオーバーSUV「GLA」ファミリー改良型に取り組んでいますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型GLA(H247)は、2018年後半に発表、2020年から販売されており、これが初の大幅改良となります。
ニュルブルクリンクに姿を見せたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュし、そこが重点的に改良されることを示唆しています。
フロントエンドのグリルには水平バーを備えており、これがAMGトリムではなく標準バージョンであることがわかります。バーの後ろは新しいメッシュパターンに変更、メルセデスのロゴが置かれるグリルの中央には、電子ドライバーアシストシステム用のセンサーが配置されるようで、センサーは更新されたGLAのロゴと統合される可能性がありそうです。
そのほか、ヘッドライト内部のLEDデイタイムランニングライトや、バンパーエアインテークが新設計されるのは濃厚と言えるでしょう。後部では、ボディ幅全体にカモフラージュされたストリップを装着、修正されたLEDテールライトを隠しているようです。
リフレッシュされたGLAクラス内の写真はありませんが、メルセデスのMBUXインフォテインメントソフトウェアの最新バージョンがインストールされると予想されます。アップデートされたAクラスには新しいステアリングホイールが装着されているので、GLA改良型にもそれがあるのは理にかなっているでしょう。
パワートレインは、最高出力150psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、最高出力224psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、システム合計218psを発揮するプラグインハイブリッドなどがキャリーオーバーされる見込みです。
同ブランドでは「Aクラス」と「Bクラス」を2025年に廃止し、EVや高級モデルを中心にシフトしていく計画を発表。今後GLAはGLBとともに集中的に高性能化される可能性があるとも噂されており、改良型でもエンジンラインアップの見直しが期待されるかもしれません。
GLA改良型のデビューは、2025年モデルとして2024年と予想。遅れてパフォーマンスモデルとなるAMG「GLA 35」と「GLA 45」が導入予定となっています。