■SUV「ウルス」のエンジンと同様のV型8気筒を採用
ランボルギーニは4月、後輪駆動の「ウラカン テクニカ」を発表しましたが、次期型ではV10と決別し、ハイブリッドブーストを備えるV型8気筒ツインターボエンジンが搭載される可能性が高いことがわかりました。
最新モデルとなるウラカン テクニカは、後輪駆動の「ウラカンEVO」をベースに、直噴5.2リットルV型10気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載するモデルです。
今夏には、ランボルギーニのCTOであるRouven Mohr(ルーベン・モール)氏が、ウラカン後継モデルに関して、プラグインハイブリッドパワートレインと、ボンネットの下に6〜12個のシリンダーが搭載されることを明らかにしていましたが、情報が絞り込まれてきました。
最新情報によると、SUV「ウルス」のエンジンと同様のV型8気筒を採用し、エンジンとトランスミッションの間に電気モーターを積むことを計画しているといいます。
ダウンサイジングは、厳格化する排出ガス規制と公害防止法に対応しようとする高性能車にとって、ますます不可欠な要素となりそうです。
ただし、電動パワートレインコンポーネント用のスペースを見つける必要があるため、ウラカン現行型に比べてボディサイズを大きくする可能性がありそうです。また次期型はまったく新しいアーキテクチャーではなく、最新のプラットフォームに乗ることが期待されています。
ウラカン後継モデルの電動化は、2024年末までに各モデルのハイブリッドバリエーションを提供するという同社の計画の一部で、2年後ではありますが、ランボルギーニはすでにその目標に向けて取り組んでいることがわかります。
すでにウルスハイブリッド開発車両を捉えており、ポルシェ「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」とエンジンを共有している可能性があるようです。電動化されたV型8気筒ツインターボエンジンにより、最高出力は700psを発揮。つまり、ウラカン後継モデルにも同レベルが期待できるということになります。
ウラカン後継モデルのデビューは、2024年以降と予想されます。