■ティグアンは「TSI 4MOTION」の追加で、3つのパワートレーンから選択できる
現在のフォルクスワーゲンSUVラインナップにおいて、日本市場で最上級に位置するのが「Tiguan(ティグアン)」です。2022年9月21日(水)、新たなパワートレーンを積む「TSI 4MOTION」が加わり、同日から受注が開始されました。
同仕様のデリバリーは2022年11月より順次開始される予定で、半導体供給不足などの影響により納期に時間がかかる場合があるとしています。
新たに導入された「TSI 4MOTION」は、最高出力140kW(190PS)・最大トルク320Nmを発揮する2.0TSIエンジンを搭載。最大トルクの発生回転数は1500~4100rpmで、幅広いトルクバンドを有し、シーンを問わず力強い走りを披露してくれそうです。
また、4MOTIONの車名からも分かるように4WDシステムとの組み合わせにより、高いロードホールディング性と、高出力ながらも扱いやすいエンジン特性を備えているそう。組み合わされるトランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションの7速DSG。
「TSI 4MOTION」には、3つのグレードが設定されています。
エントリーグレードの「Active」には、1.5L TSIエンジン同様の装備に加えて「4MOTIONアクティブコントロール」や「ヒルディセントアシスト」に加えて、「ドライビングプロファイル」機能などが用意され、エントリーグレードでも先進安全装備が充実しています。
中間グレードの「Active Advance」は、LEDマトリックスヘッドライトの「IQ.LIGHT」やフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」、デジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」などの先進装備を標準化。
最上級グレードの「R-Line」は、専用の内外装に加えて、アダプティブシャシーコントロール「DCC」やレザーシートなどのオプションを選択することもできます。
設定されるボディカラーは、「ナイトシェードブルーメタリック」や「ドルフィングレーメタリック」などの全5色。
新型ティグアンは、今回の「TSI 4MOTION」、1.5L TSIエンジン搭載モデル、2.0Lながらも320PSを誇る4WDのハイパフォーマンスの「R」の3種類のパワーユニットが揃い、ティグアン全体では7グレード展開になっています。
ハイパフォーマンス4WDである「R」というスペシャルな仕様をのぞき、500万円以下〜という価格設定の「TSI 4MOTION」という4WD仕様が加わったことで、降雪地域などでの根強いニーズに対応。
ベーシックモデルからスポーツ仕様の「R」まで充実した陣容となり、ユーザーの多様なニーズをカバーするミドルサイズSUVになっています。
●新型「Tiguan TSI 4MOTION」価格
「TSI 4MOTION Active」:479万2000円
「TSI 4MOTION Active Advance」:518万8000円
「TSI 4MOTION R-Line」:581万6000円
●オプション価格
「レザーシートパッケージ(TSI 4MOTION R-Line) 」:31万9000円
「DCCパッケージ(TSI 4MOTION R-Line)」:22万円
「ラグジュアリーパッケージ(TSI 4MOTION R-Line)」:25万3000円
有償オプションカラー「オリックスホワイト マザーオブパールエフェクト(全グレード)」:6万6000円
(塚田 勝弘)