■ルーフはリアクォーターウィンドウとともにはるかに長く、ハイライディングに
ベントレーは8月の「モントレー・カー・ウィーク2022」にて、「マリナー バトゥール」を発表、ブランドのデザイン方向性を示しましたが、派生ワゴンモデルとなる「シューティングブレーク」を提案しました。
お馴染み「X-Tomi Design」による最新の非公式CGは、ベントレーにより製造されることはないと思われますが、実に素晴らしいマシンに完成しています。
シューティングブレーク変更への大部分はボディ後部で、ルーフはリアクォーターウィンドウとともにはるかに長くされています。
クーペで傾斜していたCピラーはより直立し、延長されたルーフを支えています。後部に誕生した十分なスペースにより、後部アクティブエアロウィングがなくなり、サスペンションが高くなるほか、下部にクラッディングが追加されます。
マリナー バトゥールは、将来のベントレーモデルをプレビューしたモデルです。たとえば、丸みを帯びた分割ヘッドライトはなくなり、洗練されたモダンなユニットに置き換えられ、また、改良されたグリル、よりアグレッシブな下部バンパー、および以前のモデルとは異なるスタイリングの新設計でデビューしました。
パワートレインには6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載、最高出力740ps・最大トルク1,000Nmを発揮する同ブランド史上最強クーペとして誕生しています。また限定18台、価格は200万ドル(約2億7000万円)と、こちらもベントレー史上最高額の設定となっていることも注目です。
前述したように、マリナー バトゥールにシューティングブレークが設定される可能性は限りなく低いですが、これほどの高級ワゴンが見られることも少なく、ぜひ提案したいモデルの1台と言えるでしょう。