■ポルシェ「タイカン」に少し似た4つの正方形LEDライトで構成
フォルクスワーゲン(VW)のファミリー向けクロスオーバーSUV「Tharu/Taos」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。
Tharu(タル)はVWグループの「MQB」プラットフォームに基づくクロスオーバーSUVで、初代となる現行モデルが2018年に発表。発売当時は中国のみで販売されていました。
しかし2020年以降は北米、および南米で「Taos」(タオス)として販売されています。Tharuは上海VWによって製造されており、ICE駆動とバッテリー駆動バージョンが提供されています。一方Taosは、メキシコで生産されています。
今後も欧州での発売は予定されていないはずですが、開発車両はドイツ・ヴォルフスブルク市街地で撮影されています。
プロトタイプのフロントエンドには、新設計のヘッドライトを装備、ポルシェ タイカンに少し似た4つの正方形LEDライトで構成されているように見えますが、プロトタイプは内側のペアや下部をステッカーでカモフラージュ、現行型LEDデイタイムランニングライトを装っています。またコーナーエアインテークを含むバンパーも改良中の様子が確認できます。
側面では今のところ変更は見られませんが、リアエンドでは新グラフィックのテールライトを装備、おそらく全幅のLEDライトバーで接続されると思われます。また、リフレクターの位置が変更された新しいバンパーが確認できます。
TharuとTaosは異なるエンジンをラインアップ。米国では最高出力158ps・最大トルク249Nmを発揮する1.5リットル直列4気筒ターボチャージャーガソリンエンジンを搭載。前輪駆動モデルには8速トルクコンバーター式オートマチックギアボックスがあり、AWDには7速デュアルクラッチトランスミッションが装備されます。
中国市場では、最高出力190psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、最高出力136psのシングルモーターを搭載する「e-Tharu」EVも提供されます。
Tharuのワールドプレミアは、2023年以降で、市場では日産ローグなどと競うことになります。