■「GA-C」とEV用「eTNGA」を融合させた「E3」アーキテクチャを採用
トヨタは昨年12月、「BEVに関する説明会」でコンパクトクロスオーバーSUV「スモールSU EV」を初公開しましたが、その市販型の可能性がある特許画像が流出、スウェーデンのエージェント経由で入手しました。
スモールSU EVは、「C-HR」次期型とも噂されているモデルですが、その真相は定かではありません。オーストラリアの特許庁に登録されていた画像からは、ハニカムパターンを備え、フォグライトを統合する大型のバンパーエアインテークや、クラウン新型を彷彿させるシャープなヘッドライトが見てとれます。
通常EVモデルに大きな吸気口を装備することは意味がなく、ボンネットの下には燃焼エンジンを搭載していることを示唆しています。両側のリアフェンダーには同一のポートを配置、1つは充電用でもう1つは給油用のはずですが、後部には目に見えるエキゾーストパイプは見当たりません。ただし特許画像は100%正確でないことから、どちらにしても断言はできないでしょう。
スモールSU EV市販型は「GA-C」プラットフォームとEV用「eTNGA」を融合させた次世代「E3」アーキテクチャを採用するとみられ、このプラットフォームは「プリウス」次期型や「C-HR」次期型にも期待されています。
これがC-HR次期型なら、予想されるパワートレインは1.8リットル直列4気筒+電気モーターのハイブリッド、2.0リットル直列4気筒のガソリンエンジンやPHEVです。
現段階でこの特許画像がC-HR次期型なのか、それとは別にその下に位置するスモールSU EVなのか不明ですが、もしかすると年内にはその答えが見つかるかもしれません。