APOLLO 
■73kWhのバッテリーを搭載、航続距離は最大336マイル（540km）
起亜が現在開発を進めるフラッグシップ・クロスオーバーSUV、「EV9」市販型の最終デザインを大予想しました。
EV9は、2021年11月のL.A.オートショーでコンセプトモデルとして初公開された3列シートのフルエレクトリックSUVで、北米を初め欧州などで発売が決定しています。
これまで捉えたプロトタイプはカモフラージュが厳重ですが、情報を元にデザイナーNikita Chuicko氏が予想CGを制作しました。
コンセプトモデルと比較すると、生産仕様は若干トーンダウンがなされているものの、全体的な形状はほとんど変わらず、箱型を維持しています。
ティザーイメージでは、フロントヘッドライトのレイアウトに合わせて、垂直基調のLEDテールライトが配置されることがわかっています。
サイドビューからは、フラットなルーフラインを確認、全体的にダイナミックなイメージです。またポップアップドアハンドルは洗練されたデザインを生み出し、風の抵抗を減らします。
市販型では、EV6と共有される「E-GMP」プラットフォームに基づいており、技術的な詳細を明らかにしていません。しかし最終的にはコンセプトと同様の仕様になると予想されており、73kWhのバッテリーを搭載、航続距離は最大336マイル（540km）を走破し、30分以内に80%の充電を完了するはずです。
動力性能は0-100km/h加速5秒未満と巨漢ながら高いパフォーマンスを持ちます。
インテリアについては不明ですが、オプションで7人乗りレイアウトが用意されるとみられます。ボディサイズは全長5m、全幅2m強、全高1.8m、ホイールベース3.1mで、全長を除いてレクサスLXより大きなイメージとなりそうです。
韓国を代表するクロスオーバーSUVを目指すEV9のワールドプレミアは、2023年第2四半期と予想されており、価格は50,000ドル（約700万円）と、高級SUVとしては意外とリーズナブルな設定が期待されています。
