日本人唯一のMotoGPライダー中上貴晶が2023年もLCRホンダで参戦。3年ぶり日本GPでの活躍はいかに?

■最高峰クラス6年目で速さを証明できるか?

ホンダのレース部門「HRC(ホンダレーシング)」は、2022年9月13日(火)、世界最高峰2輪レース「MotoGP」にサテライトチームの「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」より参戦している日本人ライダー、中上貴晶選手と、2023年以降の契約に合意したことを発表しました。

日本人唯一のMotoGPライダー中上貴晶がLCRホンダと契約更新
中上貴晶選手

ロードレース世界選手権のMotoGPクラスは、欧州をはじめとする各国から一流ライダーと有名2輪メーカーが参戦し、その速さを競う2輪最高峰のレース。

そのクラスに2018年から参戦している中上選手は、2023年シーズンで6年目。現在、日本人唯一のMotoGPライダーとして活躍中です。

2022年9月25日には、3年ぶりの開催となるMotoGP日本グランプリ(栃木県・モビリティリゾートもてぎ)も開催されますから、今からその勇姿に期待したいものです。

●日本人最多の通算200戦出走も達成

中上選手は、千葉県出身の30歳。ロードレース世界選手権では、MotoGPの下位クラス「Moto2」に2012年に初参戦。

2014年からは、ホンダが進めている世界で活躍するアジア人ライダーを育成するプロジェクトの一環として、「IDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)」に加入します。

最高峰クラスであるMotoGPへは2018年から昇格し、ランキング20位を獲得。2021年アラゴンGPでは、日本人ライダーとして最多のグランプリ通算200戦出走を達成しており、現在も日本人唯一のMotoGPライダーとして活躍中です。

日本人唯一のMotoGPライダー中上貴晶がLCRホンダと契約更新
中上貴晶選手の走り

2022年シーズンの中上選手は、なかなか決勝で結果を残せず、現在ランキングは16位(2022年9月4日 第14戦サンマリノGP終了時点)。

でも、予選などでは時折その速さをみせていますから、2023年シーズンは、さらなる活躍を期待したいものです。

●日本のファンへも感謝

ちなみに、前述の通り、2022年9月25日には、3年ぶりのMotoGP日本グランプリも開催されます。2023年シーズンのシートも決まったことですし、なんといってもホンダのホームグラウンドで開催されるレース。

ホンダは、日本グランプリに、ほかにも日本人ライダーとして、元Moto2ライダーで、現在はホンダのテストライダーを務める長島哲太選手もワイルドカード参戦させることを発表しています。

日本人唯一のMotoGPライダー中上貴晶がLCRホンダと契約更新
長島選手の走り(写真は2022年の鈴鹿8耐)

中上選手と長島選手のホンダ日本人コンビが、「もてぎ」の表彰台で日の丸の旗を掲げ、どちらかが中央で「君が代」を奏でることにも期待したいものです。

なお、今回の契約更新について、中上選手は以下のようなコメントを出しています。

「2023年以降も引き続きMotoGPに参戦でき、とても嬉しく思っています。日頃から活動を支えてくださる(スポンサーの)出光興産株式会社様、ならびにホンダ様にはとても感謝しております。

日本人唯一のMotoGPライダー中上貴晶がLCRホンダと契約更新
HRCレース運営室 室長 桒田哲宏氏(左)と中上貴晶選手(中)とLCR Hondaチームプリンシパル&CEOルーチョ・チェッキネロ氏(右)

また、いつもあたたかく応援してくださるファンの皆様へも感謝を伝えたいです。今シーズンは自分自身納得がいく結果を残せてないですが、来シーズンに向けて一日でも早く満足のいくレースをして、皆さまの期待に応えていきたいと思います。

日本グランプリは3年振りに開催されます。日本のファンの皆様の前で走れることがとても楽しみです。皆様、ご声援よろしくお願いいたします」

日本グランプリ、そして2023年シーズンのMotoGPで、中上選手がどんな活躍をみせてくれるのか、乞うご期待です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

平塚 直樹

平塚 直樹 近影
自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、クルマ選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!