■車高は低く、フェラーリ初SUVとなる「プロサングエ」を彷彿させるボディシルエット
この数年間、スーパーカーブランド「マクラーレン」には、クロスオーバーSUV開発の噂が絶えませんが、その最新経過を入手しました。
これまで、マクラーレンの元CEOであるマイク・フレウィット氏は、「利益のためにSUVをつくることはない。もしSUVに依存するなら、我々の顧客への背信行為となる」とまで言い切り、ライバルメーカーを批判していました。
それでも今年6月、同ブランドがクロスオーバーSUVの開発に着手した可能性があるという情報を入手、記事を公開しましたが、7月1日付けでマクラーレン新CEOに就任したマイケル・ライターズ氏は直近のAutocar誌のインタビューにて、SUVを愛していることを認め、このセグメントが非常に魅力的であり、まだ成長過程にあると考えていることを明かしたようです。
それもそのはず、同氏はポルシェでSUVを開発した後、フェラーリでもSUVの開発に着手した人物なのです。
ただし、それがマクラーレン初のSUVへ直結するわけではありません。マクラーレンSUVの可能性は、同社内で非常に多くの議論の対象であると述べています。
また同氏は最後に、「マクラーレンとして理解しなければならないのは、『私たちのDNAに沿った製品をどのように見つけることができるのか?』ということです」と付け加えたといいます。
エージェントからは、マクラーレンSUVはフルエレクトリックモデルの可能性が高いという情報も最近入っており、車高は低く、フェラーリ初のSUVとなる「プロサングエ」を彷彿させるボディシルエットとなると予想しています。
マクラーレンは最近、「Aeron」(アーロン:強さの岩)の商標登録を行っており、開発プロジェクトが本格的に動き出すのも時間の問題かもしれません。