ライバルはトヨタ・ハイランダー。フォードの新型フルサイズSUV「フュージョン アクティブ」開発車両をキャッチ

■CピラーとDピラーを厳重にカモフラージュ、個性的デザイン採用か

フォードが開発中とみられる、新型クロスオーバーSUVの最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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フォード フュージョン アクティブ 市販型プロトタイプ

同社は2021年4月、上海モーターショーで「Evos」(エヴォス)をワールドプレミア、欧州でも販売されるモンデオ/フュージョン後継モデルのプレビューであると予想しました。

しかし、同社プロダクト コミュニケーション マネージャーのマイク・レビン氏は「エヴォスは中国市場のみを対象としています。現在、他の地域で提供する計画はありません」とTwitterで反応。欧州、北米モデルに注目が集まっていますが、今回捉えたプロトタイプが、北米と欧州で販売されるモンデオ/フュージョン後継モデルであることが濃厚となっています。

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フォード フュージョン アクティブ 市販型プロトタイプ

今回捉えた2台のプロトタイプは、異なるサイドミラーを装着、1台はAピラーに、もう1台はドアに装着されていますが、どちらもベルトラインがCピラーの付近まで上がっています。

両プロトタイプとも、CピラーとDピラーを厳重にカモフラージュしており、個性的デザインが見られるかもしれません。

さらに2台はヘッドライトとテールライトも異なっているようです。よく見ると1台はスリムなヘッドライトを備えているように見えますが、もう1台は2つの水平LEDを備える大型ユニットを備えているようです。

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フォード フュージョン アクティブ 市販型プロトタイプ

テールライトは、1台はダミーコンポーネントですが、1台は市販型と思われる逆L字タイプが確認できます。これらの違いの理由は定かではありませんが、おそらく販売地域により専用のデザインとなる可能性があります。

どちらもフラッシュマウントドアハンドルを備えており、ボディサイズからも3列目があることは濃厚と言えるでしょう

市販車名は「フュージョン アクティブ」が有力とされており、市場ではトヨタ「ハイランダー」などと争うことになりそうです。ワールドプレミアは、今年後半、あるいは2023年初頭と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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