ポルシェ カイエンクーペ改良型がニュル初出現。トップモデルは680馬力のPHEV

■以前より遥かにアグレッシブなフロントバンパーを装備

ポルシェが開発終盤と見られるフラッグシップ・クロスオーバーSUV「カイエン」」の派生モデル、「カイエン クーペ」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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ポルシェ カイエンクーペ 改良型プロトタイプ

カイエンに続いてニュル高速テストに出現したカイエン クーペは、ほぼカイエンと同じカモフラージュが施されています。

フロントバンパーのコーナーエアインテークがこれまででもっともカモフラージュが軽くなっており、ターボでもGTSバージョンでもありませんが、以前より遥かにアグレッシブなデザインが確認できます。

ヘッドライトは、少しスリムになり、内側に沿って先の尖ったデザインが採用されます。

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ポルシェ カイエンクーペ 改良型プロトタイプ

カイエン開発車両と異なるのは、ルーフレールが取り付けられていないことや、リアクォーターウィンドウの形状が異なっていることです。また、Cピラーとリアウィンドウは角度を持ち、専用のルーフスポイラーを装備するほか、アクティブリアウィングが装着されています。

後部では、LEDテールライトに全く新しいデザインが与えられますが、カイエンと異なりナンバープレートの位置はそのままとなっています。

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ポルシェ カイエンクーペ 改良型プロトタイプ

キャビン内ではカイエンと共有すると見られ、大刷新されたセンターコンソールとギアシフターを装備。後者は911(992世代)から「シェーバーデザイン」を流用するはずです。また新インフォテイメントディスプレイの搭載も濃厚と言えるでしょう。

パワートレインは、アップデートされたパナメーラと共有、2.9リットルV型6気筒ガソリンエンジン、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンのほか、最高出力680psを発揮する最も強力な4.0リットルV型8気筒ガソリンターボ+電気モーターのPHEVなどがラインアップされると予想されています。

カイエン改良型のワールドプレミアは、2022年後半に期待されていますが、クーペが同時公開されるかは不明です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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