■ハイエンド「Zora」は5.5リットルV8+モーターの組み合わせで合計1000ps
GMが展開するシボレーは4月、ブランド史上初となる電動モデルを導入することを発表、ティザームービーを公式リリースしていますが、その市販型と見られる最新プロトタイプをカメラが捉えました。
SNSに投稿されたショートムービーのプロトタイプでは、前輪と後輪の両方のタイヤが回転、AWD(全輪駆動)を示唆しています。
ニュル付近で捉えたプロトタイプは、電化を示すイエローステッカーが貼られていませんが、サーキット走行開始時には貼られるはずです。
サイドエアインテークなど、ほとんどコルベット「Z06」のボディをまとっているものの、ドライバー側のフロントフェンダーにキルスイッチらしきものが見えるほか、後部では、センター出しクワッドエキゾーストパイプの代わりに、両サイドに四角い排気口が配置されています。
伝えられるところによると、電動化されるE-Ray(仮称)は標準モデルの6.2リットルV型8気筒を共有しているため、この設定は理にかなっているといえるでしょう。
現在最新の噂では、E-Rayには2つのハイブリッドモデルが提供され、1つは前出6.2リットルV型8気筒に電気モーターを組み合わせ、最高出力650ps・最大トルク678Nmを発揮します。一方ハイエンドモデル「Zora」(仮称)では電動駆動コンポーネントをZ06の5.5リットルV型8気筒エンジンと組み合わせ、システム合計最高出力は1,000ps・最大トルク1,322Nmという爆発力を発生させます。
プラグインハイブリッドが導入された後はフルエレクトリックバージョンの登場が濃厚となっており、GMの「Ultium」バッテリー技術を使用してEVに電力を供給、こちらの最高出力も1,000psと噂されています。
ただし、シボレーがどのようにコルベットを電化するかについて多くの憶測が飛び交っており、「E-Ray」「Zora」などのネーミングを含め断定はできない状況です。コルベット初の電動モデルのワールドプレミアは、2023年に確定しており、そのモデルの名前を含む詳細を後日発表すると投稿しています。