夏、冬を問わずSUVの走りを支える全天候型タイヤの「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」が発売開始

■ドライ、ウェット路面でのブレーキング性能を向上

日本ミシュランタイヤは、全天候型タイヤの「MICHELIN CROSSCLIMATE 2(ミシュラン クロスクライメート2)」に、SUV用の「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」を追加しました。2022年8月8日(月)から順次発売されます。

発売サイズは、17インチから20インチの計30展開で、価格はオープンです。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
全天候型タイヤの「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」が発売

ネーミングのとおり、SUV用となる「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」は、サマータイヤに要求されるハンドリング性能、ドライとウェット両路面のブレーキング性能を高い水準で実現したとしています。そして、オールシーズンタイヤに求められる急な降雪での雪上走行も可能にしているのが特徴です。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」のトレッド

具体的には、「CROSSCLIMATE+」と比べて、雪上でのブレーキング性能が7%向上され、ウェット路面でのブレーキング性能も6%向上。さらに、ドライ路面でのブレーキング性能が5%高まり、安全性向上に寄与するだけでなく、こうした高い初期性能が長期間継続する性能維持力も特徴になっています。

技術面では、「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」という新開発のトレッドコンパウンドが注目点。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」を採用

ドライ、ウェット、雪上路面など、刻々と変化する路面状況に幅広く対応し、年間を通して高い安全性に寄与するそうです。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
「新Vシェイプトレッドパターン」を採用する

新トレッドパターンとなる「新Vシェイプトレッドパターン」の採用もトピックス。こちらは、センター部からショルダー部にかけて溝面積が広くなる新設計が特徴で、従来品よりも大きく切れ込んだV字角の新トレッドパターンが目を惹きます。

同トレッドパターンが、高い排水や排雪性能を発揮することで、ウェット、雪上路面でのハイパフォーマンスに寄与します。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
「ブイランプ エッジ(V-Ramp Edge)」を採用

エッジ部には「ブイランプ エッジ(V-Ramp Edge)」が施されています。エッジ分に施された面取り加工により、ブロックの倒れこみを防止。接地面が最大化されることで、ドライ路面での高い制動力を発揮します。

さらに、ブロック同士がお互いに支え合い、倒れこみを抑制する「エルイーブイ サイプ(LEVサイプ)」が、夏と冬の両路面に効果的なグリップを発揮しながら、耐摩耗性と転がり抵抗低減に寄与。加えて、摩耗が進むにしたがってブロック側面に凹凸と溝が出現する「ピー エッジ(P-Edge)」が、効率的に排水、排雪。エッジ効果により摩耗時におけるウェット、雪上性能に寄与するそうです。

そのほか、スリップサインに対して摩耗度が25%、50%、75%の3段階で表示される新デザインの「トレッドウェアサイン」により摩耗度がより分かりやすくなっています。

ミシュラン クロスクライメート2 SUV
路面適合表

また、サイドには「スリーピークマウンテンスノーフレークマーク」を刻印。国際基準で定められたシビアスノータイヤ要件に適合し、「スリーピークマウンテンスノーフレークマーク」と「M+S」が刻印され、冬用タイヤ規制時でもチェーン装着が不要になります。

さらなる性能向上が図られた「MICHELIN CROSSCLIMATE 2」をベースに、SUVに求められる機能性、利便性を備えた「MICHELIN CROSSCLIMATE 2 SUV」は、大人気のSUVユーザーの足元を支えてくれるはずです。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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