ホンダアクセスが車いすのスロープ展開時の設置目安が分かる「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」を提供開始

■フリード+/フリード+ハイブリッド、N-BOX/N-BOXカスタム、新型ステップワゴン・スパーダの各車いす仕様に適応

一般的に、純正アクセサリー(販売店オプション)は、メーカーオプションよりもきめ細かいニーズに応えています。ユーザーの「こんな装備があったらいいな」といった要望や困り事を解決している装備が多くあります。

そんな好例といえる追加機能が、ホンダの純正アクセサリーを開発しているホンダアクセスから提供が開始されました。

ホンダアクセス 車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン
ホンダアクセスが提供を開始した「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」

ホンダの福祉車両、車いす仕様車に装着可能なホンダの純正ナビゲーションシステムに設定できる「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」がそれです。

ホンダの車いす仕様車は、車両後端からスロープを展開して乗降します。従来のリヤカメラ映像では、スロープの接地場所の目安がないため、車いすの乗降に十分なスペースが確保できず、再度、駐車位置を調整するケースが発生しているようです。

ホンダアクセス 車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン
「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」のイメージイラスト

ホンダアクセスは、こうした困り事を解決するため、ナビ画面でスロープ先端位置や車いす乗降スペースの目安を確認できる「車いす仕様車専用のガイドライン」が開発され、提供されることになったそう。

「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」は、後退時のナビ画面に、展開したスロープの先端と乗降に必要なスペース(スロープ端から約1.5m)をガイド線として示される機能です。

このガイドラインを目安に駐車することで、乗降に必要なスペースを確保でき、最小限のスペースで駐車しやすくなります。

ホンダアクセス
スロープ展開時に必要な後方スペースの目安になるガイドライン

この機能は、「車いす仕様車専用リヤカメラガイドライン」適用のホンダ純正ナビゲーションシステムを装着している2016年9月16日以降に発売されたFREED+(フリードプラス)車いす仕様車、2017年9月1日以降に発売されたN-BOX車いす仕様車、2022年7月14日発売の新型ステップワゴン車いす仕様車で使用することが可能です。

●適応車種:対応ナビ
フリード+/フリード+ハイブリッド 車いす仕様車(2016年9月16日以降発売):9インチプレミアムインターナビ「VXM-227VFNi」、スタンダードインターナビ「VXM-224VFi」、エントリーインターナビ「VXM-225Ci」、ディスプレイオーディオ「WX-211C」

N-BOX/N-BOXカスタム 車いす仕様車(2017年9月1日以降発売):8インチプレミアムインターナビ「VXU-227NBi」、スタンダードインターナビ「VXM-224VFi」、エントリーインターナビ「VXM-225Ci」、ディスプレイオーディオ「WX-211C」

ステップワゴン・スパーダ 車いす仕様車 (2022年7月14日発売):・11.4インチHondaCONNECTナビ「LXM-237VFLi」、9インチHondaCONNECTナビ「LXM-237VFNi」、8インチベーシックインターナビ(Honda CONNECT対応)「LXM-232VFEi」

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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