■0-100km/h加速6.5秒のパフォーマンスでID.4を圧倒
VWグループであるセアトが設立したパフォーマンスブランド「クプラ」は現在、新型EVクロスオーバーSUV「タバスカン」を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
タバスカンは、VWが日本導入も予定している新型EV「ID.4」のクプラバージョンです。
ニュルで捉えたプロトタイプは、フロントエンドを中心にカモフラージュしていますが、バンパーのエアインテークに縦と横のスラットが確認できます。
市販型では、VWグループのラインナップの中で最もスポーティでコンパクトな電気SUVとして位置付けられ、VW「ID.4」と共有。ボディシルエットはID.4そのままです。ヘッドライトとテールライトはダミーコンポーネントを用いてID.4を装っており、最終デザインは不明です。
注目のEVスペックですが、VWでは上位モデルにデュアルモーター+AWDの「Pro 4MOTION」を設定、システム合計の最高出力は265psを発揮、0-100km/h加速は6.9秒で走り抜けます。
一方タバスカンでは最高出力306psを発揮するデュアルモーターを搭載、0-100km/h加速6.5秒のパフォーマンスでID.4を圧倒。また77kWhのリチウムイオンバッテリーを積み、WLTPサイクルによる1回の航続は280マイル(450km)を走ります。
タバスカン市販型の発売は2024年とされており、今後もニュルで走り込みが続きそうです。