■「PPE」アーキテクチャ採用でアウディ「Q6 e-tron」や「A6 e-tron」と兄弟モデルに
ポルシェは現在、エントリークロスオーバーSUV「マカン」次期型EVを開発していますが、その市販型予想デザインを入手しました。
ポルシェは2020年、「Porsche Unseen」と名付けられた未発表モデルのデザインを13台以上発表しました。注目はその一連の画像の中に、マカン次期型EVらしきクレイモデルが「故意」に写り込んでいたことです。
そして今回KOLESA.RUは、そのクレイモデルを忠実にCGで再現しています。
ヘッドライトは、EVサルーン「タイカン」新型で採用予定の新LEDデイタイムランニングライトを備えるコンパクトなデザインに。現行モデルにはバンパー上部に大型エアインテークが配置されていますが、次期型ではEVモデルらしく完全閉鎖され、下部に吸気口を備えています。
またコーナーエアインテークもかなりコンパクトにされていることがわかります。後部では、よりスリムでスポーティなLEDストリップテールライトを装備、EVのためバンパーにエキゾーストパイプは見当たりません。
コクピットのクラスターには3つの円形ゲージがあり、中央にスピードメーターを配置、左側の表示は現在タイヤの空気圧が表示されています。右側にはなにやらエラーが映されていますが、開発車両ではよく見られることです。
ギアセレクターは「タイカン」や次世代「パナメーラ」のようなダッシュボード上の小さなスイッチではありません。これまで次期型マカンは、タイカンのコクピットデザインを継承すると思われていましたが、差別化されるようです。
そのほか、3本スポークステアリングホイールの水平セクションには多機能コンソールを装備。サーキュラードライブモードは右下に配置されています。またインフォテインメントディスプレイにはポルシェエンブレムの「H」と「E」が表示されていることにも気づきます。
次期型マカンは、VWグループの新しいプレミアムプラットフォーム「PPE」アーキテクチャを採用、アウディ「Q6 e-tron」や「A6 e-tron」と共有します。バッテリーは2つのサイズが用意され、どちらも急速充電用の800Vテクノロジーを装備。上位モデルは全輪駆動となります。
マカンEVは2022年内の登場が予想され、数年間はICEのマカンと併売されますが、2024年からはICEモデルを段階的に廃止していく予定です。