■新開発の4.4リットルV型8気筒ツインターボを「XM」と共有
BMWが現在開発中のハードコアセダン「M5」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
最新プロトタイプは、フロントドアに「Hybrid Test Vehicle」(ハイブリッドテスト車両)のステッカーを貼り、両方のリアフェンダーに燃料キャップがあることから、このプロトタイプがプラグインハイブリッドである可能性が高いです。
PHEVに関しては、BMW「M」ワークショップマネージャーであるハンス・ラーン氏が、オーストラリアのカーメディアにその存在を認めています。
またヘッドライトとテールライトは、プレースホルダー(ダミーコンポーネント)ですが、固定された頑丈なホイールアーチ、クワッドエキゾーストパイプを装備、足回りの巨大ブレーキなどからもハードコアモデル「M5」だと判断できます。
わずかに見える内部には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテイメントシステムで構成されるカーブドディスプレイが搭載されている様子が濃厚なほか、ミニマリストのギアシフターを装備するはずです。
パワートレインは、新開発の4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンを「XM」と共有、デュアル電気モーターと組み合わせたプラグインハイブリッドが有力で、最高出力650ps・最大トルク800Nmは確実と見られており、EV航続は80kmになるといいます。また噂では、最高出力750psを発揮する、より強力なトップモデルも設定されると予想されます。
M5次期型のワールドプレミアは、2023年内、あるいは2024年初頭まで待つことになるでしょう。