メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS」が大幅改良へ。SLのハンドル装備

■新設計されたスキッドプレートのデザインが初めて露出

メルセデスの最高級ブランド「マイバッハ」は、2019年に初のSUVとなる「マイバッハGLS」を発表しましたが、初の改良型となる最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデス マイバッハGLS 改良型プロトタイプ

マイバッハGLS登場後、フルサイズ高級SUVセグメントではベントレー「ベンテイガ」がEWBバージョンを設定したほか、ランドローバーは新型「レンジローバー」を発表。直近ではBMW「X7」改良型を投入しており、マイバッハGLSもテコ入れが急務となっています。

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メルセデス マイバッハGLS 改良型プロトタイプ

今年3月には改良型の最新プロトタイプを捉えていましたが、テストミュールだったため、新デザインは封印されていました。

今回捉えたレッドカラーのプロトタイプは、フロントバンパーとテールライトをカモフラージュ、本格的に改良が進められている様子がうかがえます。

フロントエンドでは、コーナーエアインテークの形状が刷新される可能性が高いほか、新設計されたスキッドプレートのデザインが初めて露出しています。最終的には、他のマイバッハモデル同様に光沢あるクロムを配置し、GLSと差別化されるでしょう。

注目はグリルのブラック処理で、これはロールスロイスブラックバッジモデルと同様のダークトリムオプションと、ベントレーマリナーブラックライントリムの提供を示唆していると予想されます。

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メルセデス マイバッハGLS 改良型プロトタイプ

キャビン内では、デジタルコクピットの新グラフィック採用、MBUXソフトウェアの最新世代アップデート、SクラスやSL新型で使用されている新しいステアリングホイールを装備するでしょう。

パワートレインは、「EQブースト」48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた4.0リットルV型8気筒エンジンがキャリーオーバーされる見込みです。

マイバッハGLS改良型のワールドプレミアは、2023年初頭と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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