■ウラカンEVOをベース。自然吸気の5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載
ランボルギーニは現在、「ウラカン」に設定されるオフロードスーパーカー「ウラカン ステラート」を開発していますが、その最新プロトタイプが市街地に初めて姿を見せました。
ウラカン ステラートは、「ウラカンEVO」をベースにしたミッドシップ・オフロードモデルで、2019年にコンセプトモデルとして初公開されました。
市販型では、ウラカンEVOのパフォーマンスにSUV「ウルス」のDNAを追加、ブームの兆しを見せるハイライディング市場に投入されます。
プロトタイプは四輪ステアリングを装備、ボディはウラカンEVOと比較して1.85インチ(47mm)の最低地上高を獲得。足回りにはより高いサイドウォールタイヤを採用しているため、オフロードでの厳しい路面に耐えることができます。
またフロントとリアバンパーに特別なプレートを追加、高価なボディパネルの損傷を防ぎ、サイドスカートにはアルミニウムの補強が施されています。
さらにハイブリッドカーボンファイバーとエラストマー樹脂マッドガードが4つのホイールすべての後ろにあるほか、エンジンカバールーバーにフードスクープを配置、オプションのルーフレールが見てとれます。
パワートレインはウラカンEVOをベースとしているため、自然吸気の5.2リットルV型10気筒エンジンを搭載。最高出力は640hp程度、7速デュアルクラッチトランスミッションと組み合わされ、0-100km/h加速2.9秒・最高速度325km/hの動力パフォーマンスを持ちます。
また全輪駆動システムとギアボックスのチューニングにより、オフロード性能にアジャストするようキャリブレーションが修正されるといいます。
ランボルギーニは2022年、ウラカンに2つの派生モデルを導入すると発表しましたが、1つは「テクニカ」であり、もう1つはこのステラートであることが濃厚です。
市販型の価格は24万ユーロ(約3100万円)で、500~1000台の限定モデルとも伝えられていますが、その場合は完売後に即億超えのプレミアム価格となることは必至と予想されます。