トヨタ次世代BEVセダン「bZ SND」外観デザインと内装を最速公開

■中国「BYD」社と共同開発。BYDのLFPブレードリン酸鉄リチウムバッテリーテクノロジーを採用

トヨタは現在、中国「BYD」社と新型EVセダン「bZ SDN」を開発中ですが、その市販型とみられる特許画像が流出、スパイショットと共にスウェーデンのエージェントから入手しました。

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トヨタ bZ SDN 市販型 特許画像

パテント画像は、コンセプトと非常に似ていますが、よく見るといくつかの変更があるようです。

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トヨタ bZ SDN コンセプト

まず第一に、エアロホイールカバーではなく、マルチスポーク合金ホイールを装備。コンセプトにあった黒いサイドミラーとフラッシュドアハンドルはありませんが、特許画像のため今後改良される可能性が高いです。

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トヨタ bZ SDN 市販型 特許画像

もう一つの違いは、コーナーエアインテーク周辺を含むフロントバンパーのデザインです。ヘッドライト内部も削除されていますが、コンセプト同様に4連LEDが搭載される可能性が高いでしょう。

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トヨタ bZ SDN 市販型プロトタイプ

また後部では、bZ4Xを彷彿させるLEDテールライト、アグレッシブなバンパーが確認できます。キャビン内には、中央に流行のタブレットタイプの大型インフォテインメントディスプレイを配置。他はシートで隠されていますが、ミニマリストなレイアウトが予想されます。

リークされたボディサイズは、全長186インチ(4725mm)でカローラセダンとカムリの間に位置づけられます。ただし、ホイールベースは113.4インチ(2880mm)とカローラセダン、カムリより長く、テスラ3とほぼ同レベルの数値となっています。

注目のEVスペックですが、BYDのLFPブレードリン酸鉄リチウムバッテリーテクノロジーを採用すると噂されており、最高出力190psを発揮するシングルモーターと最高出力240psを発揮するデュアルモーターをラインアップ。前者はFF、後者は4WDで、航続は500km~600kmを目指し開発中だと言います。

bZ SDNのワールドプレミアは、2022年内と予想されます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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