BMWクーペSUV「X6」が大幅改良へ。J型のエアカーテン装備

■スリムなヘッドライト、角度のあるスリットを持つ中央エアインテークを装備

BMWが現在開発中のミドルクラス・クロスオーバークーペSUV「X6」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

BMW X6_006
BMW X6 改良型プロトタイプ

ニュルブルクリンクで高速テスト中を捉えた開発車両は、ボディにラッピングがほどこされているものの、フロント&リアデザインの多くが露出。

わずかに広げられたキドニーグリル、新LEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライト、角度のあるスリットを持つ中央エアインテークを装備しています。

エッジの効いたインテークや「J」字型のエアカーテンを装備したアグレッシブなフロントエンドが期待出来そうです。

BMW X6_011
BMW X6 改良型プロトタイプ

後部では、ディフューザーやデュアルエキゾーストシステムが新設計されている以外に大きな変更は見られませんが、最終的にLEDテールライトのグラフィックやバンパーが修正される可能性が高いです。

キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される新しいカーブドディスプレイを採用。新スクリーンに加えてミニマリストのギアシフターも装備します。

パワートレインは、最高出力265psを発揮する3.0リットルV型6気筒ディーゼルターボエンジンをはじめ、最高出力530ps・最大トルク750Nmを発揮する強力な4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンなどがキャリーオーバーされる見込みですが、パフォーマンスの向上があるかもしれません。

さらに「X5 xDrive 45e」と同様のプラグインハイブリッドが追加設定される可能性があるほか、「iX5ハイドロジェン」をベースとした水素燃料電池のバリエーションも噂されています。

X6改良型のワールドプレミアは2022年末と予想、2023年初めから生産が開始される予定となっています。

 (APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる