APOLLO 
■ベースモデルのスペックを入手。上位には「コンペティション」か
BMWが現在開発を進めるフラッグシップ・クロスオーバーSUV「XM」市販型のプロトタイプが公式リークされるとともに、ベースモデルのスペックを入手しました。
プロトタイプは厳重にカモフラージュされており、ディテールは不明ですが、M3やM4新型で度肝を抜かれた縦長巨大キドニーグリルとは一線を画する、新たな巨大グリルが装備されています。
これまで明らかにされていませんでしたが、X7同様に上下二段のスプリットヘッドライトが採用されている可能性もありそうです。
足回りには、最大23インチまでのオプションM合金ホイールを提供。後部では、六角形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
キャビン内では、デジタルコックピットが隠されていますが、センターコンソールの赤いレザーと複数のカーボンファイバーのアクセントが見てとれます。
市販型では、ハイブリッド専用MxDrive四輪駆動システムを搭載、アダプティブMプロフェッショナルサスペンションが標準装備されます。
このサスペンションには、48ボルトの電気機械式ロールスタビライザーシステムとアクティブロールコンフォート機能が初めて搭載され、コーナリング中や凹凸のある表面でのボディロールを低減します。インテグラルアクティブステアリングも、Mブレーキシステムと同様に標準装備されるといいます。
2021年11月に公開されたXMコンセプトのパワートレインは、最高出力750ps・最大トルク1,000Nmを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載していましたが、市販型では、新開発のV型8気筒エンジンと電気モーターにより、最高出力653ps・最大オルク800Nmを発揮することがわかりました。
ただし、これはベースモデルであり、遅れて高出力バージョンが登場、コンセプトと同レベルのスペックが期待されます。
XM市販型のワールドプレミアは2023年春と予想され、高出力バージョンの車名は「XMコンペティション」が有力候補の1つとなっています。
