■コクピットには「iDrive8」や大型ディスプレイがないことにも注目
BMWは現在、高性能2ドアクーペ「M4」に設定するスパルタンモデル「M4 CSL」を開発中ですが、その最新プロトタイプを捉えるとともに、そのキャビン内を鮮明に撮影することに成功しました。
その車内には、「M」と「CSL」のブランドがはっきりとわかるカーボンファイバー、それに囲まれたセンターコンソールのオートマチックスティックが装備されています。またCSL専用のスポーツバケットシートが確認できるほか、後部にはシートがないことがわかります。
コクピットには「iDrive8」や大型ディスプレイがないことにも注目です。
エクステリアでは、アグレッシブな吸気口を備えるフロントバンパー、カーボンファイバーリップスポイラーを装備、その側面には赤いCSLロゴも見てとれます。
足回りでは、フロントに275/35-19、リアに285/30-20のミシュランカップ2タイヤを装着、ホイールのセンターキャップに「50Jahre BMW M」ロゴが配置されています。
予想されるパワートレインは、3.0リットル直列6気筒エンジン。「M4コンペティション」では最高出力503ps・最大トルク650Nmを発揮しますが、M4 CSLでは550psと予想され、オートマチックトランスミッションが組み合わされます。
しかしもっとも重要なのが、M4 CSLがベースモデルM4より大幅に軽量化されることです。
後輪駆動によるボディワークの軽量化と後部座席の削除により、220ポンド(100kg)以上の軽量化が実現すると思われ、この軽量化とハイスペックにより、並外れたパフォーマンスが期待できるでしょう。
M4 CSLのデビューは、5月20に決定しています。