メルセデスAMG「GTクーペ」次期型「GT63」では最高出力585ps

■長いボンネットと切り詰められたオーバーハングはスポーツカー伝統デザイン

メルセデス・ベンツのパフォーマンス部門、AMGが開発中のスーパークーペ、AMG「GTクーペ」に設定される最強モデル「GT63」市販型プロトタイプをビデオが捉えました。

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メルセデス AMG GT63 次期型プロトタイプ

同社は昨年末、AMGブランドでSLロードスター新型を発表、2015年から2021年に製造されたAMG「GTロードスター」にとって変わりましたが、「GT」の名称はハードトップバージョンに受け継がれます。

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メルセデス AMG GT63 次期型プロトタイプ

現在はエントリーレベルの「53」と、上位モデル「63」が同時に開発テストを行っていますが、今回捉えたのは最強「GT63」。プロトタイプは、厳重なカモフラージュですが、長いボンネットと切り詰められたオーバーハングを備えたスポーツカー伝統のサイドラインが確認できます。

またSL新型とプラットフォームを共有、エクステリアは「AMG One」からインスパイアされたデザイン要素を持ち、SLと同様のフラッシュマウントドアハンドルや、AMG GTブラックシリーズのエアアウトレットをモデルにした大型アウトレットが側面に隠されている可能性もありそうです。

足回りでは、巨大なブレーキキャリパーを備えたクロスドリルディスクが見てとれるほか、後部ではクワッドエキゾーストパイプをインストールし、「GT53」と差別化しています。

パワートレインは、SLと同様に2つの4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンから供給され、SL55では最高出力469ps、SL63では577psを発揮しますが、GT53では最高出力476ps・最大トルク699Nm、GT63では最高出力585ps・最大トルク799Nmを発揮、「4MATIC+」全輪駆動を組み合わせます。

またGTブラックシリーズや、4ドア「GT 63S Eパフォーマンス」の800psを超える高性能PHEVの設定も噂されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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