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■ベストシーズンには800本のバラに人もワンコも癒される
2匹のミニチュアダックスフンドと暮らすライターが、マイカーのMINIで足を運んで、日本全国にある高速道路のサービスエリア(SA)に併設しているドッグランを紹介! 今回は山陽自動車道・福山SA(上り)です。
福山SA(上り)は広島県福山市に位置し、山陽自動車道にあるサービスエリアで、2018年3月にスマートICが設置され、一般道への出入りも可能になり利便性が向上しています。
●バラを使ったいろいろなお菓子からワンちゃん水飲みグッズまで
施設内にあるフードコートのおすすめは、本場の瀬戸内海で捕れた、旨みの強い鯛を味わえる「瀬戸内丼」。しらすと卵の黄身、ネギを混ぜ醤油をかけていただく人気のご当地丼です。
また地方のSAでは珍しく、「餃子の王将」や「マクドナルド」など有名店がフードコート内に出店されているのも特徴と言えます。
“薔薇の町”として有名な福山にちなんで、「パヴァリエローズマインド福山」という名称となっており、シーズンには約800本のバラが咲き乱れるバラ園を併設しています。
そのバラがパッケージとなった華やかなオリジナルクッキーをはじめ、福山の老舗菓子店「虎屋」や洋菓子店「マロンドール」も出店。バラを使った焼き菓子やジャムなど、イチオシ商品を多数取り揃え。もちろん、広島のお土産で知らない人のいない「にしき堂」のもみじ饅頭も購入できます。
さらにワンちゃんのおやつも充実。ペットボトルに取り付けて使用する水飲みグッズもあります。旅行中に水飲みアイテムをうっかり失くしてしまった時に、わざわざペットショップへ行かなくても調達できるのは、ありがたいサービスです。
●「おのみちしぐさ」にほっくりしてしまいます
24時間利用可能な福山SA上り線に設置されているドッグランは、中国地方で初めてできたフィールドという歴史のある施設です。
ドッグランは施設の右側、SAの出口方向にあるので、クルマを停める時にはできるだけ駐車場の奥に停めるほうが便利です。バラがあちこちに植えられているサービスエリア内ですが、ドッグランの標識もあるので迷わず向かえます。
400㎡という広さのドッグランのフェンスには、可愛いワンちゃんの看板が飾られています。オリジナルで手作り感があって、ワンちゃんが好きな人が運営していることが想像できます。
ドッグランの利用マナーも、可愛いワンちゃんのイラストで説明されています。こういう工夫が施されていると、誰でも目に入るので効果的かもしれません。
ドッグランの出入口を入ると、すぐにシャワーと排泄物ボックスがあります。シャワー部分の地面が人工芝になっているので、実際に利用した時も水の跳ね返りに濡れることも、泥で汚れることもありませんでした。
シャワーとは別の場所に普通の蛇口もあります。ここで手を洗ったり水を飲んだりすることができるので、順番待ちすることがないと思います。
充分な広さがあるフィールドは、土がメインで所々に雑草が生えています。ドッグランで思い切り走った後は、しっかりと足を拭いてあげましょう。施設内にはベンチは2ヵ所、背もたれもありゆっくり休憩できます。
また、ドッグランの外にもベンチがいくつか設置されているので、ドッグランが苦手なワンちゃんでも休憩できますし、ペットと一緒にランチや休憩を取ることができます。
シーズンには美しいバラが咲き誇るバラ園が魅力の福山サービスエリア。館内のベンチがピンクになっていたり、床にバラのオブジェが施されるなど、至る所でバラを堪能することができます。お花が好きな飼い主さんはぜひ立ち寄ってみましょう!
(文:高市 智子/写真:萩原 文博)
※この記事は2023年5月5日に追記・再編集しました。