富士山をバックに高原を快走!名所巡りや試乗、MTBレッスンでヤマハのe-バイク「YPJ」を満喫【YPJファンミーティング】

■朝霧高原の大自然をYPJで味わい尽くすファンイベント

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)がリリースするe-バイク(スポーツ電動アシスト自転車)が「YPJ」シリーズ。

そのオーナー向けイベント「YPJファンミーティング ナチュラルホリディ(YPJ Fan Meeting ~Natural Holiday~)」が、2022年4月16日、あさぎりフードパーク(静岡県富士宮市)で開催されました。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
オーナーを中心にYPJファンが勢揃い

富士山の麓にある広大な高原で行われたこのイベントは、最新&歴代のYPJモデル大試乗会や、MTB競技のプロライダーによるライディングレッスン、自然が美しい朝霧高原の名所や地元名産品店などをe-バイクで巡るツアーなど、盛りだくさんな内容。

大自然を満喫しながら、YPJの魅力をじっくりと味わえるイベントでした。実際、当日にどんな楽しいコンテンツがあったのか、早速紹介してみましょう。

●e-バイクの楽しさを体全体で体験できる

YPJファンミーティングとは、ヤマハが2018年から行っているユーザーイベントで、大自然の中をJPJで楽しみ、e-バイクの楽しさを体全体で体験してもらうことを目的としています。

参加対象は、YPJオーナーはもちろん、その家族や友人、YPJに興味がある人など幅広く、多くの人が楽しめるイベントです。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
富士山の麓にある雄大な朝霧高原にYPJが大集合

ちなみに、ヤマハのYPJシリーズには、フラッグシップの本格MTBタイプ「YPJーMTプロ」をはじめ、悪路での高い走破性を持つ「YPJ-XC」といったオフロードモデルから、本格派スポーツバイクのスペックを持つ「YPJ-C」など豊富なラインアップを揃えます。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
左がクロスコアRC、右がワバッシュRT

2022年3月には、最新モデルとしてクロスバイク仕様の「CROSSCORE RC(クロスコアRC)」や、オン・オフ問わず楽しめるグラベルバイク仕様の「WABASH RT(ワバッシュRT)」も発売され、よりラインアップが充実。

いずれも、スポーツバイク本来の軽快感や高い走破性に加え、ヤマハの独自技術による優れたアシスト性能により、誰にでも心地よい走りが楽しめます。

●舞台となった富士宮市とヤマハのご縁とは?

今回で4回目となるYPJファンミーティングの舞台となったのは、前述の通り、広大な朝霧高原にある富士宮市のあさぎりフードパーク。富士宮市では初開催となりますが、ヤマハによると、当地での開催は企画を長年あたためており、ぜひ実現させたかったのだといいます。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
イベントは来賓によるテープカットでスタート

その理由は、まず、富士宮市が地元観光の促進施策として「日本一のe-バイクの街」をスローガンに挙げ、ヤマハのYPJを使ったレンタサイクル事業を実施しているという縁があったため。

ところが、当イベントは、コロナ禍の影響もあり、なかなか実現しなかったのだとか。そして、今回、まん延防止等重点措置の解除などもあり、ようやく実施にこぎつけたのだといいます。

当然ながら、当日はマスクの着用や手指消毒などの励行、大声での会話を極力避けるなど、厳重なコロナ対策が取られていましたが、それでも十分楽しめる内容となっていましたよ。

●地元の名所やグルメを巡るツアー

イベントは、まず、主催するヤマハ発動機販売の石井謙司社長、イベントに協力した富士宮市観光協会の小川登志子会長、富士宮市の須藤秀忠市長、富士宮市議会の小松快造議長がステージに上がり、テープカットでスタート。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
地元の名所やグルメを巡るツアーも開催

まず、朝霧高原の名所をe-バイクで巡るYPJオリジナルツアーでは、YPJオーナーなどを中心に構成された3チームが、それぞれ別のルートを目指し会場を出発します。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
YPJオリジナルツアーにスタートする参加者

人穴富士講遺跡や陣馬の滝といった景勝地や、地元の名産やスィーツなどが味わえるお店を訪ねる185分~210分のコースを、参加者全員が堪能。皆さん、YPJの優れたアシスト力で坂道などでも楽に走ることができたと大好評! ゆったりと景色を眺めながら、ロングランを楽しんだそうです。

●注目のYPJモデルが乗れる大試乗会

また、YPJ史上最大となる50台以上の試乗車を用意した大試乗会も同時開催。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
新型のワバッシュRTやクロスコアRCも試乗OK!

オンロードとオフロードを走る競技シクロクロスの会場にもなっている本格的ロングコースは、登りあり、下りあり、S字の連続ありと、さまざまなセクションが用意されており、気になるYPJモデルの乗り味がバッチリ分かるようになっていました。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
自然の中にある本格的ロングコースでさまざまなYPJモデルを試乗

まさに、e-バイクの性能や楽しさを、大自然の中で味わうには絶好の機会。試乗受け付けに長蛇の列ができるほど駆け付けた参加者たちは、新型のワバッシュRTやクロスコアRCをはじめ、さまざまなYPJモデルの実力をじっくりと体感していました。

●MTBの楽しい乗り方をプロが伝授

当日は、初心者向けのMTBライディングレッスンも目玉企画のひとつでした。YPJ-MTプロやYPJーXCというMTBモデルを使い、基本的な乗り方からスキルアップのポイントなどを学べる講座です。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
講師の鈴木さんが先導してコースを走行

しかも、講師陣は、モトクロスの元ヤマハワークスライダーで、MTBダウンヒル競技でも活躍し、現在はYPJ開発ライダーを務める鈴木健二さん。それに、元MTBダウンヒル全日本チャンピオンの増田まみさんという豪華メンバーです。

レッスンは、試乗会コース内側に作られたレッスン用の特設フィールドなどを使用。YPJの基本操作からライディングポジション、登りや下り、コーナーでの安全で楽しい乗り方などを、初心者にも分かりやすく伝授していて、参加者たちは大満足のようでした!

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
YPJ-MTプロ

ちなみに、講師の鈴木さんと増田さんは、レッスン修了後に会場内のステージでトークショーにも出演。e-Bike選びのポイントや遊び方など、ご自身の体験も踏まえながらの楽しいトークは、自転車好きなら誰でも楽しめる内容で、こちらも大好評でした。

●YPJ全モデルを間近で見られる展示会も開催

試乗会やライディングレッスン、ツアーなどでYPJを堪能した後は、休憩も兼ねて会場内のさまざまなブースをのぞくのも楽しい一時でした。たとえば、MTBやクロスバイク、ロードモデルなど、YPJフルラインアップ全9モデルが揃った展示会。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
YPJのフルラインアップ展示会も開催

最新モデルのワバッシュRTやクロスコアRCについては、バッグ類などのアクセサリー装着車も並べられ、ロングライドや旅の時に便利な装備の参考になりました。

ほかにも、会場には、日本盲導犬協会のブースに、愛らしい盲導犬もお目見え。ヤマハが1989年から続ける盲導犬育成のための募金活動「YAMAHA NICE RIDE募金」を実施していました。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
愛らしい盲導犬も応援!

また、サコッシュお絵かきワークショップなどもあり、大人だけでなく、小さい子供どもでも楽しめる配慮もさすがでした。

●富士宮市のYPJレンタサイクルにも注目

盛りだくさんの企画を楽しんでいたら、ミーティングはあっという間に終了。富士山も、午前中は霧で少ししか見えなかったのですが、イベント終盤にはちゃんと全体の姿を見せてくれて、まるで祝福してくれたかのようです。

朝霧高原の自然をe-バイクで満喫できるこうしたイベントは、ぜひまた実施して頂きたいですね。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
富士宮市のYPJレンタサイクルの設置施設リスト

ちなみに、前述の通り、富士宮市ではヤマハYPJのレンタル事業も行っているため、市内にある店舗施設15箇所(2022年4月21現在)で借りることができます。

レンタル車両は、オンロードモデルのYPJ-EC、オールマイティモデルのYPJ-TC、オフロードタイプのYPJ-XCの3機種。レンタル料金は、90分以内1000円、3時間以内2000円、3時間超が4000円です。

ヤマハe-バイクの祭典YPJファンミーティング開催
YPJレンタサイクルの設置施設マップ

イベントでなくても、富士山の麓にある富士宮市の景観やグルメをe-バイクで巡ることができる最高のサービスですから、興味がある方はぜひ一度試してみてください。

(文:平塚 直樹/写真:平塚 直樹、小林 和久、ヤマハ発動機)

【関連リンク】

ヤマハ発動機YPJ公式サイト
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/ypj/

富士宮市観光協会レンタサイクル公式サイト
https://fujinomiya.gr.jp/e-bike/

この記事の著者

平塚 直樹 近影

平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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